今日の裏読み、表読み(2025/04/15)

昨晩は、トランプ大統領の関税に関する発言、揺れる株価や米長期金利の動向などにつれて上下する展開。本日もどうような展開に注意しておきたい。
 本日の経済指標としては、英3月英小売連合・小売売上高調査、豪準備銀行・金融政策会合議事録公表、英3月雇用統計、独3月卸売物価指数 、仏3月消費者物価指数・改定値、独ユーロ圏4月ZEW景況感調査、ユーロ圏2月鉱工業生産、加3月住宅着工件数と消費者物価指数、2月製造業出荷、米国では、4月NY連銀製造業景気指数と3月輸入・輸出物価指数などが発表される。
 注目としては、独ユーロ圏4月ZEW景況感調査は強弱次第も、トランプ関税の影響を受けて、相当悪い数字が想定されているだけに、あまり悪化していない姿が見えると、ユーロ相場を支えそう。また、米4月NY連銀製造業景気指数は、前回が相当弱く、反動的な強い結果が見える可能性に留意しておきたい。
 その他、トランプ発言、米株価や長期金利の動きに引き続き注意だが、ドル円に関しては、昨日の東京で大きく下落したが、これは恐らく、本邦からの直近の米株や債券売りを反映した円転ニーズの影響とみられる。本日も米国債の償還日であり、こういった流れが続く可能性に留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、142.07まで更に下値を拡大。上値は、144.31が抑えると弱く、買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて145.14、147.15、148.27、149.15-24のギャップ、150.49、151.25-30、152.31越えをストップに順次売り場探し。下値は、142.24や142.07が維持されると売りは利食い優先で、買いは割れるなら止めて141.64、141円、140円、139.58割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.1473まで一時急騰も更なる展開とならず、上値は、1.1425-27が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて1.1473をストップに売り直し、更に超えても1.15越えをストップに売り上がりとなる。下値は、1.1276-80が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889、1.0840や1.0800、1.0733-64、1.0676、1.0600割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3201まで反発。上値は、1.3201-08が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3249、1.3300、1.3434越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.3195が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで一時反発も上値を抑えられる形。上値は、163.26が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.19、164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は161.52が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて160.96、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は189.43や189.83-190.10が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて191.98、193.68、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、186.02が維持されると売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大。上値は、91.33が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて93.15、93.84、94.67、95.30-40、95.75越えをストップに順次売り直しとなる。下値は88.30が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、84.34が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて85.27、84.75、85.27、86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は、82.22を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。