今日の裏読み、表読み(2025/03/20)
金融政策としては、中国人民銀行が貸出基礎金利、スイス国立銀行、スウェーデン中銀、英中央銀行、 南アフリカ準備銀行などが政策金利を公表する。中国人民銀行は、利下げモードが続いているが、今回利下げが発表されるかは不透明。利下げがあれば交換する動きがあっても、全体に対する影響は限られそう。スイス中銀の0.25%の利下げを除くと他は据え置きが想定されているが、スイス中銀はトランプ関税の不透明さもあって、据え置きのリスクもあるかもしれない。また英中銀では、MPCメンバーの投票結果が焦点となるが、前回据え置きに対して、利下げ票が増えるか焦点となる。
経済指標としては、豪2月雇用統計、英2月雇用統計、独2月生産者物価指数、スイス2月貿易収支、トルコ2月失業率、英2月CBI受注動向調査、加2月鉱工業製品価格と原料価格指数、米国では、第4四半期経常収支、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、2月景気先行指標総合指数と月中古住宅販売件数、NZ2月貿易収支などが発表される。
豪英雇用統計は強弱次第。米国では、DOGEの影響によって週間新規失業保険申請件数の悪化が懸念、また昨日FOMCで今年のGDP見通しが下方修正されたが、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や2月景気先行指標総合指数などが弱いと米長期金利の低下を伴って、ドル売りとなる可能性に留意しておきたい。