今日の裏読み、表読み(2025/02/28)

昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ、これも直近のドル売りの反動の展開であり、追いかけるのは避けたい。ただ、本日は月末であり、東京仲値やロンドン・フィキシングでの一定のフローで相場に動きが出る可能性に留意して対応したい。 
 本日の経済指標としては、日本の2月東京都区部消費者物価指数、1月鉱工業生産・速報値 1月小売業・百貨店・スーパー販売額、1月新設住宅着工戸数、豪1月住宅ローン・民間部門貸付、独1月輸入物価指数と小売売上高、英2月ネーションワイド住宅価格、トルコ1月失業率と第4四半期GDP、スイス1月実質小売売上高、仏1月消費支出、2月消費者物価指数・速報値と第4四半期GDP・改定値、スイス2月KOF景気先行指数、独2月失業者数・失業率、南ア1月貿易収支、独2月消費者物価指数・速報値、加第4四半期と12月月次GDP、米国では、1月個人所得・消費支出、1月卸売在庫・小売在庫、1月ダラス連銀・PCE価格指数と2月シカゴ購買部協会景気指数などが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、まず日本の2月東京都区部消費者物価指数は、強い結果が見えると円を支えそう。独2月消費者物価指数・速報値もインフレが続くと、ECBの利下げ姿勢に疑問符が付きそう。また、加第4四半期と12月月次GDPは強弱次第、米国では、1月個人所得・消費支出が焦点となるが、昨晩の第4四半期のPCEデフレーターが強かったが、逆に弱い結果が巻き戻しにつながりそうだ。
 その他不安定な株価や米長期金利の動向には引き続き注意して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が148.57まで下値を拡大。上値は150.16-30が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、150.66-74越えをストップ売り直し、更には151.30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、149円前後が148.55-74が維持されると売りは利食いで、買いは148.55-74割れをストップ、割れても148円、147.34、145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発も1.0528が上値を抑える形。上値は、1.0484が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるならや止めて、1.0528-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0373が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は1.2689-1.2716を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2606が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2563、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、155.66まで下落。下値は155.61が維持されると売りは利食いで、買い下がっても155.14を割れるなら止めて、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。上値は、157.22-31が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて158.23、159.20、160.27、161.19や161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し
 ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発も、188.15まで再下落。下値は、188.15が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、190.12が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて190.95、192.16-51、193.07-38、193.77-03、194.76-78、196.02をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、93.32まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は93円前後が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、94.52-74が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、95.46、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、84.29まで下値を拡大。下値は84円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.07、81.56割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、85.27-47が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、86.16、86.90-04や87.41-48、87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。