今日の裏読み、表読み(2025/02/14)

昨晩もドルは軟調気味の展開。一応トランプ大統領が、ウクライナ戦争終結案を本日発表する予定で、停戦への期待感がドル買いに利食いを強めているが、ただ、決定的な方策が出る可能性は低く、ウクライナ抜きの停戦案では、EUなどの反発が強く、失望の動きには注意しておきたい。
 本日の経済指標としては、独1月卸売物価指数、スイス1月生産者輸入価格、ユーロ圏第4四半期GDP・改定値と就業者数・速報値、加12月製造業出荷・卸売売上高、米国では、1月小売売上高、1月輸入・輸出物価指数、1月鉱工業/製造業生産・設備稼働率、12月企業在庫などが発表される。
 注目は米1月小売売上高となるが、強弱次第も既に物価指数の発表を終えており、サプライズ的な結果とならなければ、影響は一時的に留まりそうだ。
 その他、トランプの関税政策に関しては、本日相互関税に関する具体的な内容が見えて来る見通し。昨晩からトランプ大統領が、一部発表しているが、特に月曜日がNY市場が休場で、ロング・ウィークエンドを睨んで、どんな内容となるか、一時的なリスクオフの動きには留意して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大もこれを維持する形。ただ、上値154.80や155円が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、152円ミドルから152円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて151.20-57割れをストップに買い直し。更に割れても150.93、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発気味も、上値追いは避けたい。上値は、1.0468が抑えると買いは利食い優先。売りは越えるなら止めて1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0373や1.0317を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.0277-92割れをストップに買い下がり。更に割れても1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は、1.2576を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.24ミドルが維持されると売りは利食い優先で、買っても割れるなら止めて、1.2373をストップに買い直し。更に割れても1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、155.61まで下値を拡大も維持する形。上値は、161.19が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。下値は158.93を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、157.97をストップに買い直しで、更に割れても、156.26、155.61、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発だが、上値追いは止めておきたい。上値は、193.07-38を前に売り狙いで、買ってもこれが抑えると利食い優先。超えても193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる。下値は、190.59が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて189.62、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.25まで下値を拡大も、その後97.34まで反発。上値は、97.34-52が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.08、94.25、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、85.22まで下落が拡大も維持して87.40まで反発。上値は、87.40-48が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。下値は86.31が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.22-42、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。