今日の裏読み、表読み(2025/02/13)

 昨晩は、ウクライナ停戦に対する期待感からリスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、あくまで米露が停戦協議に入ることが決まっただけで、未だ停戦が早期に決まるとは限らないことは留意しておきたい。今後もこの話題に関して、ネガティヴな話が出てくるリスクが高いと見られる。
 本日の経済指標としては、豪2月消費者インフレ期待、NZ中銀・第1四半期インフレ予想、日1月国内企業物価指数、独1月消費者物価指数・改定値、英国では、1月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数、12月月次と第4四半期GDP・速報値、12月鉱工業生産・製造業生産・サービス部門・建設部門指数、第4四半期企業投資・速報値や12月貿易収支、トルコ12月経常収支、スイス1月消者物価指数、ユーロ圏12月鉱工業生産、米国では、1月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数が発表される。
 材料が多く注意が必要だが、英国の指標は弱い結果がリスク、米週間新規失業保険申請件数は、強弱が交互に出るケースが多く、前回が弱かっただけに、強い数字に注意。また1月卸売物価指数も、パターン的には、CPIとずれて逆に弱い結果となる可能性に注目したい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いは避けたい。上値は、155円が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、153.25が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、151.20-57割れをストップに買い下がり。割れても150.93割れをストップに買い直し。更に割れるケースからは、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発気味だが、上値追いは出来ない。上値は、1.0443-68を前に売場探し。また買いは利食い優先。超えても1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0317を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.0277-92割れをストップに買い下がり。更に割れても1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は、1.2493を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2550-76、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2373を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2333をストップに買い直し。更に割れても1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、155.61まで下値を拡大も維持する形。上値は、161円が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。下値は158.93を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、157.97をストップに買い直しで、更に割れても、156.26、155.61、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発だが、上値追いは止めておきたい。上値は、193.17-38を前に売り狙いで、買ってもこれが抑えると利食い優先。超えても193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる。下値は、190.59が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて189.62、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.25まで下値を拡大も、その後97.34まで反発。上値は、97.34-52が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96.08が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.08、94.25、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、85.22まで下落が拡大も維持して87.40まで反発。上値は、87.40-48が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。下値は86.32が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.22-42、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。