昨日はパウエルFRB議長の議会証言も、想定の範囲の発言に留まり、影響は限られた。本日も米下院金融サービス委員会で議会証言が行われるが、同様の内容に留まれば、反応は限定されそうだ。
本日の経済指標としては、日本の1月マネーストックM2、豪12月投資用・居住用住宅ローン、1月29日開催分のカナダ中銀議事録、米1月消費者物価指数とクリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
注目は米1月消費者物価指数となるが、強弱次第も総じてまちまちが想定されており、影響が大きく出ない可能性もありそうだ。
パウエルFRB議長の議会証言以外では要人発言が多く注目となるが、特に6日の金融政策会合で予想外に0.50%の大幅利下げ主張したマン委員が、予想外にタカ派的な発言をしているが、今後の英中銀の金融政策を睨んで、グリーン英中銀MPC委員の発言も注目しておきたい。
また、本日は米10年物国債の入札が実施される。米長期金利の動向も注目しておきたい。
戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大もこれを維持する形。下値は、152円前後が維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは151.20-57割れ。または150.93割れとするなら買い下がり。更に割れるケースからは、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、153.21が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて154.46、155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。
ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持する形。下値は、1.0277-92が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.0411-68が抑えると弱く、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.2333持されると売りは利食いも、買いなら止めて1.2249割れをストップに買い直し。更に割れても1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2493を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2550-76、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、155.61まで下値を拡大も維持する形。下値は156.26を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても155.61を割れるなら止めて155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、159円前後が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて159.60、160.71、161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円も187.01まで下値を拡大。下値は、187.01-25が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、190円前後が抑えると買いは利食いで、売りは190.59を越えるなら止めて191.85、193.17-38、193.78-38、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる
豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.25まで下値を拡大。下値は95.08が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.25、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、96.76-94が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて97.52、98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。
NZD円は、85.22まで下落が拡大も維持する形。下値は85.22-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、86.45が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.03-48、87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。