今日の裏読み、表読み(2024/12/19)

 昨晩の海外市場は、米FOMCの結果を受けてドル買いを強めた。ただ、株価が大きく調整しており、ドル円は上昇も、リスクオフの動きが強まった場合、追いかけるのは避けておきたい。
 本日、金融政策としては、日銀金融政策決定会合、リスクバンク、ノルゲバンク、イングランド銀行、メキシコ中銀が政策金利を公表する。見通しが分かれており注意が必要だが、日銀金融政策決定会合は直近変更なしの思惑が高まっている。逆サプライズ利上げがあった場合、ドル円の急落も想定しておきたい。また、ともあれ政策会合前に円売りが拡大しているだけに、据え置きであっても発表後利食いが出易いことは留意しておきたい。
 また、ノルゲバンクやイングランド銀行は据え置きが想定されているが、サプライズは利下げ、リスクバンクやメキシコ中銀は、利下げが想定されていること、据え置きがサプライズとなる。
 経済指標としては、NZ12月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、独1月GFK消費者信頼感調査、スイス10月貿易収支、仏12月企業景況感指数・製造業景況感指数、ユーロ圏10月経常収支、米第3四半期GDPと個人消費・確定値、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、11月景気先行指標総合指数、11月中古住宅販売件数、11月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、やはり注目は米第3四半期GDPと個人消費、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、11月景気先行指標総合指数などの景気指標で、昨日のFOMCがタカ派的となるも、弱い指標が続いた場合、昨晩の動きの巻き戻しとなり易い。

 戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が148.65まで拡大もこれを維持して、154.87まで再反発。上値は155円前後が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて155.89、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は153.70が維持されると売り利食いとなるが、買いは割れるなら止めて、153.16、152.46、151.80、150.90-00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0335からの反発が1.0630に限定されて、1.344まで再下落。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、1.0335が維持されると売りは利食い優先で、買いは割れるなら止めて、1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0453-68が押さえると買いは利食いで、売りは1.0535-40越えをストップに売り上がり。超えても利食いで、1.0595-30、1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997をストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2562まで再下落。下値は1.2487-25ゾーンをストップに買い場探し。割れても1.2446、1.2300割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2730を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2788-12、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を156.18で維持して、反発が162.47で限定される形。下値は、159.63-82が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、158.64-159.11ゾーン、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、161.56を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、162.47-80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が188.09まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、193.66-84が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて192.46-86、190.35-61、190.00、189.36、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、195.69-91を前に上げ渋りでは利食い優先で、売り上がってもストップは196.12を越え。超えても196.73-95、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、95.53から反発が98.36で抑えられる形。下値は95.99が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は、98.35を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売り上がっても超えるなら止めて、98.76、99.23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、反発が89.31で抑えられて86.98まで下落。下値は86.85が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.57割れをストップに買い直し。上値は、88円が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、89.31-52、89.90-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。