昨日は本日のFOMCを前に、総じて利食いが優勢となった。
本日は注目の今年最後のFOMCの結果が公表される。一時パウエル議長が「利下げを急がない」と発言したことで、12月会合で利下げがないとの見通しが高まる中、急に利下げありに市場の見方が傾いている。若干不思議な感じがするが、基本は2022年から急激に利上げした修正局面であり、やはり今回は利下げしておいて、ポイントは来年の見通し。9月のドット・チャートでは、2025年4回に利下げが想定されていたが、今回は修正される見通しが高そう。来年2回程度の見通しに変更になるなら、一応ドルを支えそうだが、一定の織り込みがあり、サプライズは「ゼロ」または、9月と変わらなりケース。どうなるかは不透明だが、ドルの道筋を変えそうだ。
本日の経済指標としては、豪11月消費者信頼感指数と12月先行指数、英11月消費者・生産者・小売物価指数、 ユーロ圏11月消費者物価指数・改定値と10月建設支出、米第3四半期経常収支、11月住宅着工件数と建設許可件数などが発表される。
注目としては、米国で重要指標の発表がなく、FOMCの結果発表を控えており、経済指標に対する反応は限定されるだろうが。英11月消費者・生産者・小売物価指数が焦点。直近弱めの指標が続いており、物価が弱い結果となるなら、木曜日の英MPCで、サプライズ利下げもあるかもしれない。ポンド相場の動きには留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が148.65まで拡大もこれを維持して、154.48まで再反発も反発が154.48で限定される形。本日はFOMC次第で荒れそうだが、上値は154円前後が押さえると買いは利食いで、売りは154.48を越えるなら止めて154.75-00、155.89、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は153.16が維持されると売り利食いとなるが、買いは割れるなら止めて、152.46割れをストップに買い直し。割れても151.80割れをストップに買い直し、更には150.90-00、149.36、148.65、148円、147.34、145.92割れをストップに順次買い直しとなる。
ユーロドルは、1.0335まで一時急落も現状はこれを維持する形。下値は、1.0453-72が維持されると売りは利食い優先で、買いは割れるなら止めて、1.0385-92、1.0335、1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0535-40が押さえると買いは利食いで、売りは1.0568を越えるなら止めて、1.0595-30越えをストップに売り直し。更に越えても1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルも1.2487まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、1.2666が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2608、1.2567、1.2507-25や1.2487、1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.27ミドル方向まで売り上がって、1.2788-12越えをストップ、越えても1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を156.18まで拡大もこれを維持する形。下値は、166.77が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、159.96-21、159.63-75、158.64-159.11ゾーン、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、162.47を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、162.80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が188.09まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、194.66が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、193.66-84、192.46-86、190.35-61、190.00、189.36、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、195.90を前に上げ渋りでは利食い優先で、売り上がってもストップは196.12を越え。超えても196.73-95、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
豪ドル円は、102.41で上値を抑えて下落が95.53まで拡大もこれを維持して反発。下値は96.97を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて95.99、95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は、98.35を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売り上がっても超えるなら止めて、98.76、99.23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
NZD円は、92.47で上値を抑えて下落が87.02まで拡大。下値は87.88を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いは割れるなら止めて87.02-24、86.85、86.57割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.31-52を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.90-90.08、90.56、91.20-34、91.81-95、92.47越えをストップに順次売り直しとなる。