今日の裏読み、表読み(2024/11/20)

 昨晩は一時のリスク回避の動きも、影響は限られた。ただ、ロシアの核使用に関しては、余談を許さず、また中東の緊張なども安心するのは時期尚早。落下的するぎる相場を深追いすることだけは避けたい。
 金融政策としては、中国人民銀行が、1年と5年の貸出基礎金利を公表する。景気下支えのめ、利下げする可能性はあるが、直近利下げ幅も小幅に留まっており、その面では好影響も限られそうだ。
 経済指標としては、日本の10月通関ベース貿易統計、豪11月先行指数、独10月生産者物価指数、英10月消費者・生産者・小売物価指数、南ア10月消費者物価指数、ユーロ圏9月建設支出、南ア9月小売売上高などが発表される。
 米経済指標の発表がなく、影響は限られるが、日本の月通関ベース貿易統計では改善が見えるのか? 英10月消費者・生産者・小売物価指数などでは、インフレの落ち着きが見えるのか注目となる。
 また本日も要人発言が多く、ラガルドECB総裁やラムスデン英中銀副総裁などが今後の金融政策について、一定の発言があるのか注意しておきたい。
 一方株価面では、米エヌビディアの決算発表が大きな焦点。一応良好な結果が想定されているが、もしそれでも株価に利食いが優勢となるななら注意しておいた方が良さそうだ。
 
 戦略としては、ドル円は、直近高値を超える156.75まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、153.80や155.36が抑えると買いは利食いで、売りは155.78をストップに売り上がり、越えても156.75、157.62-86、158.86、159.45をストップに順次売り場探し。下値は、153.29を前に下げ渋りでは、売りは利食い優先。買い下がっても、ストップは153.29割れ。割れて152.14、151.30-34、150.50-60、149.09や148.85割れをストップに順次買い直しとなる。 
 ユーロドルは、1.0497まで下値を拡大も更なる展開とならず、下値は1.0517-25や1.0496-97が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0448割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0607が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2586まで拡大も現状は維持する形。下値は1.2586が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2690や1.2721が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2768、1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、166.69まで上値を拡大も、更なる展開とならず、下値は161.50が維持されると売りは利食いで、買いはは割れるなら止めて、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、165.10が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、166.10-12をストップに売り上直し。超えても166.69、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、199.56まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は197.38が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、198.47、199.56-81越えをストップに売り直し。更には201.15や202.15をストップに売り直しとなる。下値は、193.58を前に下げ渋りでは売りは利食い、買い下がっても、割れるなら止めて、192.71-80割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、102.41まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、101.21-36が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、102.41をストップに売り直し。越えるなら止めても103.12越えをストップに売り直しとなる。下値は99.43-49維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.09、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、92.47まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は91.72-95を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはストップが92.47越え、更に超えても92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.13が維持されると売りは利食いで、買いのストップは90.08や89.80-87割れ。割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。