今日の裏読み、表読み(2024/11/15)

 昨晩もドルの強い形。ただ、米10年物国債利回りは、流石に4.50%が押さえており、引き続き上値追いは避けたい。
 本日の経済指標としては、日本の7-9月期四半期実質GDP・速報値、中国では、10月住宅価格指数、10月小売売上高、10月鉱工業生産、10月固定資産投資、10月失業率・都市部、日9月第三次産業活動指数・鉱工業生産・確報値と設備稼働率、独10月卸売物価指数、英9月月次・第3四半期GDP・速報値、英9月鉱工業・製造合・建設業・サービス業生産、9月貿易収支、スイス10月生産者輸入価格、仏10月消費者物価指数・改定値、加9月製造業出荷・卸売売上高、米国では、10月小売売上高、11月NY連銀製造業景気指数、10月輸入・輸出物価指数、10月鉱工業生産・製造業生産・設備稼働率、9月企業在庫などが発表される。
 注目は中国や英国指標などとなるが、やはり大きな焦点は、米国の小売売上高となる。直近米経済は良好な結果が見えており、強い数字の期待感があるが、ただ、この時期はクリスマスを控えて、買い控えも出易い時期。思わぬ弱い結果に注意しておきたい。
 その他週末もあって、トランプ・トレードに利食いが出てくるか注意。またトランプ新政権がちょっと過激な感じがする。財務長官に誰がなるのか注目されているが、 キャンター・フィッツジェラルド最高経営責任者のハワード・ラトニック氏と投資家のスコット・ベッセント氏が有力候補に浮上している。特にラトニック氏は、マスク氏とともに、「連邦政府機関を解体し、膨大な官僚機構に自分たちのようなトランプ氏に忠実な人材を配置するなどして、米国の資本主義を解き放つ準備ができている:と述べている。こういった結果が、相場に悪影響を与えるか注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、直近高値を超える156.60まで上値を拡大。引き続き最低でも、上値追いは避けたい。上値は、157.10円越えをストップに、慎重に売り上がり。超えても157.62-86、158.86、159.45をストップに順次売り場探し。下値は、156.20が維持されると売りは利食いも、買いは155.30-53割れをストップに買い下がり。割れても154.34、153.89、153.32-41、152.14、151.30-34、150.50-60、149.09や148.85割れをストップに順次買い直しとなる。 
 ユーロドルは、1.0497まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は1.0496-97が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0448割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0582を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2630まで拡大も突っ込み売りは避けたい。下値は1.2630が維持されると売りは利食いで、買いは1.2612割れるをストップ、更に割れても1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2768が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、166.69まで上値を拡大も、更なる展開とならず、下値は163.21-24が維持されると売りは利食いで、買いはは割れるなら止めるか、162.78割れをストップの買い場探し。割れても161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、164.98が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、166.10-12をストップに売り上がり。超えても166.69、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、199.56まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は198円ミドルが押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて199.56-81越えをストップに売り直し。更には201.15や202.15をストップに売り直しとなる。下値は、196.50-66を前に下げ渋りでは売り利食い、買っても割れるなら止めて、195.11-37、194.58、193.58-84ゾーン、192.71-80割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、102.41まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、101.29-36が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、102.41をストップに売り直し。越えるなら止めても103.12越えをストップに売り直しとなる。下値は100.02-15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.09-54、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、92.47まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は91.95を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはストップが92.47越え、更に超えても92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.75や91.28が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、90.08-43や89.80-87割れをストップに買い直し。更には89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。