今日の裏読み、表読み(2024/11/05)
金融政策としては、豪準備銀行が政策金利と四半期経済見通し、加中銀が10月23日開催分の理事会議事録を公表する。
豪中銀は据え置きが想定されており、これ自体の影響が少ないが、今後の利下げに含みを持たせるなら、豪ドル相場の上値を押さえそう。また、加中銀の議事録も、利下げ姿勢の継続が示唆されるとカナダドル相場を押さえそうだ。
経済指標としては、日10月マネタリーベース、英10月英小売連合・小売売上高調査、中10月財新サービス業PMI、スイス10月失業率、仏9月財政収支と鉱工業生産、英10月サービス業PMI・改定値、加9月貿易収支、米国では、9月貿易収支、10月ISM非製造業景況総合指数、NZ第3四半期雇用統計などが発表される。
注目としては、中10月財新サービス業は強弱次第も、弱い結果も既に織り込みであり影響は限られそう。また米ISM非製造業景況総合指数は、FOMCを控えて強弱感が焦点となるが、現状は先週の米雇用統計の弱い結果を受けて、FOMCの0.25%の利下げが実施される可能性が高く、強い結果が見えてもドル買いは限られる見通し。
その他本日は米国の10年物国債の入札が実施されるが、米大統領選を控えており、結果は不透明となるが、長期金利の動きにも様子見ムードに留まりそうだ。
また米大統領選を睨むと、直近トランプ・トレードを織り込む形で、インフレ期待からのドル買いや株高が進んでいるだけに、ポジション調整が続く可能性に留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.88まで上値を拡大も現状は抑えられる形。上値は、152.55-95のギャップが押さえると弱く、買いは利食い優先で、売りは153.09越えをストップ、越えても153.88-91をストップに売り直し。更には155.22、156円越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は151.45-54が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、150.50-60、149.09や148.85、148.30-41や148円をストップに順次買い直しとなる。
ユーロドルは、下落も1.0761を維持する形。下値は1.0803-32を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0761-69割れをストップに買い直して。更には1.0710-36、1.0663-66割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.0915-17が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0952-55、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2844まで拡大もこれを維持する形。下値は、1.2885が維持されると売りは利食い、1.2844割れをストップに買い下がり。割れるなら止めて1.2747、1.2665、1.261をストップに順次買い場探し。上値は、1.3000が押さえると買いは利食い優先で、売り超えるなら止めて、1.3041-71越えをストップに売り直し。越えても1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、166.69まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は、166.69を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売りは円越えるなら止めて、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、164.89-94が維持されると売りは利食いで、買いは164.55-65のギャップ割れをストップ、割れても163.80割れをストップに買い直し。更には162.78、161.85、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる
ポンド円は、199.81まで上値を拡大も、その後は大きく調整。下値は、195.37を前に下げ渋りでは、売り利食い、買い下がっても割れるなら止めて、195.11、194.58、193.58-84ゾーン、192.71-80割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は198.38が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、199.81-00などをストップに売り直しとなる。
豪ドル円は、101.70まで再反発も更なる展開とならず、上値は100.74-08が押さえると買いは利食い優先で、売りは101.53-78越えをストップ、超えても102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は99.54が維持されると売りは利食いで、買いは99.09-21割れをストップ、割れても98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、92.05まで再反発も更なる展開とならず、上値は91.51が押さえると買いは利食い、売っても超えるなら止めて91.86-30をストップに売り直し。更に超えても92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.43を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い買い下がって90.08や89.80-87割れをストップ、更には89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。