昨晩も米長期金利の上昇が続き、ドル相場を支えた。ただ、昨日発表された米9月景気先行指標総合指数が予想より弱い結果であり、不透明感が強いが、金利観はあるとしても、そろそろ米大統領選を睨んで、米国債の買い手から利食いが優勢となっていると見られる。ただ、来年FOMCは、3%台まで利下げすることは間違いないことから、更にこの金利上昇を追いかけてドルを買うのは危険な匂いがすることは、留意しておきたい。
本日の経済指標としては、欧州各国の9月自動車登録台数、英9月公共部門純借入所要額、加9月生産者物価指数、9月鉱工業製品・原料価格指数、米10月リッチモンド連銀・製造業指数などが発表される。
大きな材料はないが、米10月リッチモンド連銀・製造業指数などの強弱には注目しておきたい。またIMFが世界経済見通しを公表する。特に株価面では影響が出易いことは注意。また今週は、国際通貨基金・世界銀行年次総会、BRICS首脳会議、週末にはG20も予定されており、要人発言の機会が多いことは注目したい。
戦略としては、ドル円は、150.89まで上昇も追いかけるのは避けたい。上値は、151円を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、日足の雲の上限が控える152円前後越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、150円前後維持されると売りは利食いで、買いは149.09や148.85をストップに買い下がり。割れても148.30-41や148円をストップに買い直し。更には147.25-34、146.41、145.91、144.63-68割れをストップに買い直し場を探したい。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え1.0811まで再下落。ただ突っ込み売りは出来ず、下値は1.0811や1.0778を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0710割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0870-17が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0952-55、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3071や1.3103-35が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに売り直しとなる。下値は1.2974-77が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2940割れをストップに買い直しとなる
一方クロス円では、ユーロ円は、163.61まで上昇も更なる展開とならず、上値は、163.61を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、164円、164.83-12、156、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、162円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買ってもストップは161.85割れ。割れても161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる
ポンド円は、196.06まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は196.06を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはこれを越えるなら止めて、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、194.58を前に下げ渋りでは売り利食い、買い割れるなら止めて、193.58-84ゾーン、192.71-80、191.74、190.42、189.57-86割れをストップに順次買い場探しとなる。、
豪ドル円は、101.43まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は100.84-95を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、101.43、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は99.95を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、99.09-21、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、91.93まで再反発も更なる展開とならず、上値は91.17-37を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、91.93-96、92.30、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.45-75を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは90.08や89.80-87割れをストップ、割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。