昨晩もドルが堅調、円の軟調な展開となったが、材料的には日替わりとなるケースもあって、追いかけるのは避けたい。
本日の経済指標としては、豪8月貿易収支、トルコ9月消費者・生産者物価指数、スイス9月消費者物価指数、ユーロ圏各国の9月サービス業PMI・改定値、英9月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏8月卸売物価指数、米国では、週間新規失業保険申請件数、9月サービス業と総合PMI・改定値、9月ISM非製造業景況指数と総合指数、8月製造業新規受注、8月耐久財受注・改定値などが発表される。
注目は、各国のサービス業PMIは、格差次第だが改定値であり、影響は大きく出ない見通し。ユーロ圏8月卸売物価指数もこの指標の注目度はあまり高くない。一方米国では、週間新規失業保険申請件数や9月ISM非製造業景況指数と総合指数が焦点となる。
週間新規失業保険申請件数は、昨日のADPが強かっただけに、逆に弱い結果が悪影響を与えるので注意。また、ISM非製造業景況指数と総合指数も、製造業指数が弱かったことから、こちらも強い指標が悪影響となるが、逆にサプライズはこちらも弱い結果で、その場合大きくドル売りが進む可能性も考慮しておきたい。
要人発言としては、8月の株の暴落を救った野口日銀審議委員の発言機会がある。同様な発言が続くかだが、既に昨晩、石破首相と植田総裁の会見から円安が進んでいることで、影響は限られるとみておきたい。
その他イランのイスラエルへのミサイル攻撃で、イスラエルは報復を宣言している。いつ起きるか予測できないが、またぞろリスクオフの動きが広がる可能性が残っていることは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、上値を146.49でCapされて、下値を141.68で維持して、146.90まで反発。ただ、上値を追いは厳しく、この上値が押さえると買いは利食い優先から売り狙い。超えても147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、145.91を前に下げ渋りでは売りは利食い優先で、買っても割れるなら止めて、142.94-98をストップに買い下がり、更には142.34-41、141.64や141.13をストップ、割れても140.43-45、139.58や139.50割れをストップに買い直し場を探したい。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え揉み合い気味。下値は、1.1033を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.1002-05割れをストップ、割れても更には1.0950、1.0882、1.0778、1.0710割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1083が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1141をストップに売り直し。更には1.1209-14、1.1276、1.1396、1.1495越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は1.3306が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.3390をストップ、または1.3423-35越えをストップに売り上がり。越えても1.3500や1.3550、1.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3238が維持されると売りは利食いで、買い割れるなら止めて1.3146-75、1.3115、1.3002-33、1.2940-75割れをストップに、順次買い直しとなる
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を155.15で維持して、163.50まで反発も、更なる展開とならず、上値は162.27をストップに売り狙い。超えるなら止めて、163.50越えをストップに売り直しも、越えるケースでは倍返しも検討されるが、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、161.25を前に下げ渋りでは売りは利食いも買いは160.90割れをストップに買い下がり。割れるなら止めて、160円割れをストップに買い直し、更に158.71、158.10-38、157.78、157.05-11円割れをストップに順次買い直しとなる
ポンド円は、183.72まで再下落もこれを維持して、195.98まで再反発も更なる展開とならず、上値は、194.89が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、195.98、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、193.69-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、192.85、192円割れ、190.42、189.57-86、188.73、188.17、187.36、186.68割れをストップに順次買い場探しとなる。、
豪ドル円は、101.11まで上値を拡大。ただ、上値を追いは厳しく、これが上値を抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は100.46が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、100円割れ、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70、93.43-87割れをストップに順次買い場探しとなる。
NZD円は、91.96まで再反発。上値はこれが押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、92.30、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、91.20が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.07-25、89.80-87、89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。