今日の裏読み、表読み(2024/09/26)

 昨晩は、月末・四半期末を睨んでフローの動きからドルが堅調推移となった。本日も月末のこういったフローが継続するのか注目しておきたい。
 本日の金融政策としては、7月30-31日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、スイス国立銀行やメキシコ中銀が政策金利を公表する。
 特に7月30-31日開催分の日銀金融政策決定会合は、株価の暴落や円高の要因となっており、タカ派的な姿勢が焦点となるが、ただ、これも既に終わった材料であり、影響は限られそう。一方スイス国立銀行やメキシコ中銀は、利下げ想定されている。想定通りの利下げであれば、一定の織り込みとなるが、予想に反するケース、また声明での次の姿勢が示された場合、大きな動きが出るリスクは考慮しておきたい。
 経済指標としては、独10月GFK消費者信頼感調査、南ア8月卸売物価指数、米国では、第2四半期GDPと個人消費の確定値、8月耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、8月住宅販売保留指数と9月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目は、第2四半期GDPと個人消費の強弱となるが、既にFOMCで今後の利下げ姿勢が示されており、強い数値でも影響は限られそう。ただ、FRBが懸念している労働環境に関しては、今夜の週間新規失業保険申請件数が良好な結果となるなら、一部にシナリオ通りの利下げペースに疑問も高まりそうだ。
 要人発言としては、イベントが多く、パウエルFRB議長をはじめ発言機会も多い。特にFRBでは、既に今年あと0.50%の利下げが想定されているが、利下げを急がない姿勢が強調されるとドルを支える見通し。またラガルドECB総裁も、次の会合に向けての思惑が焦点となる。
 その他堅調が続く株価、米7年物国債の入札に絡めて、米長期金利の動向にも注意を払っておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下値を139.58まで拡大もこれを維持する形。上値は、145円が押さえると買いは利食い、売りは越えるなら止めて、146.29、147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、143.86を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、142.89をストップに加直し。更に割れても141.74、141.13、140.43-45をストップに買い直し。更には140円前後から買い下がって、139.58や139.50割れをストップ、割れるケースでは倍返しも検討されるが、139円、138.50のサイコロジカルが維持されると売りは利食い優先で、買いもタイト・ストップで検討したい。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1083-04ゾーンを前に、下げ渋りでは売りは利食い優勢。買ってもストップは1.1068割れ。割れても1.1002-05、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1214を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1276、1.1396、1.1495越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3430まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は1.3430-31を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.3500や1.3550、1.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3249を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.3146-75、1.3115、1.3002-33、1.2940-75、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を155.15で維持して、161.67まで再反発。上値は161.67を前に、上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、159.86-26を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて159.05-24、158.42、157.78、157.05-11、156.73、156.05、155.15、154.42、153.15、150円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、183.72まで再下落もこれを維持して、193.33まで再反発。ただ、上値は、193.27-49ゾーンが押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、191.34-76ゾーンが維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて190.14、188.73、188.17、187.36、186.68、185.84、185.29、183.72-77、182.81-06、181.61、180.69、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、下値を93.60で維持して99.36まで再反発。上値は99.36が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、97.63-00を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても割れるなら止めて、96.72をストップに買い直し。更には、95.33、94.70、93.43-87、93円や92円、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、86.28で下値を支えて、91.23まで再反発。上値は91.23が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.24を前に下げ渋りでは売りは利食い優先。買いは割れるなら止めて、89.80、89.38、88.61、87.50-88、87.11、86.85、86.28、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。