今日の裏読み、表読み(2024/09/19)

 昨晩は、ドルの買い戻しや円の売り戻しが優勢となった。FOMCを控えて、ポジション調整の動きもあったようだ。
 本日のFOMCが最大の焦点となるが、利下げ幅が0.25%なのか0.50%となるかが注目だが、0.25%に留まるケース、また、0.50%までは既に織り込みの範囲となることで、ドルに買い戻しが出るリスクは考慮しておきた。一方ドット・チャートでは、今年の見通しが0.25%の3回の利下げであれば、中央値は4.6%、来年4回とすると3.6%となるが、恐らく3%以下となることはないと見られ、こういった結果に留まればドル売りは一時的に留まると見たい。また、来年の利下げペースに一定の道筋が見えることで、市場に安心感が出易く、その場合株価の反発などを受けて、リスクオンの動きが出る可能性にも注目したい。
 本日の経済指標としては、NZ9月ウェストパック消費者信頼感調査と第2四半期経常収支、豪9月先行指数、日本では、7月機械受注と8月通関ベース貿易統計、英8月消費者・小売・生産者物価指数、南ア8月消費者物価指数、ユーロ圏7月建設支出と8月消費者物価指数・改定値、南ア7月小売売上高、9月4日分の加中銀議事録、米国では、8月住宅着工件数と建設許可件数などが発表される。
 大きな材料はなく、FOMCを控えており、指標結果に対する反応は限定される見通し。ただ、加中銀の議事録では、今後も利下げ姿勢が続くことが示されると、カナダドル相場の上値を押さえそうだ。

 戦略としては、ドル円は、下値を139.58まで拡大もこれを維持する形。下値は141.13-53ゾーンが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、141円前後から買い下がり、このストップは140.32割れ、割れても140円前後から買い下がって、139.58や139.50割れをストップ、割れるケースでは倍返しも検討されるが、139円、138.50のサイコロジカルが維持されると売りは利食い優先で、買いもタイト・ストップで検討したい。上値は、142.47-66が押さえると買いは利食いで売り上がっても、超えるなら止めて、143.05をストップに売り直し。更には143.71-144.23ゾーン、145円、146.29、147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1072が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.1002-05をストップに買い直し。更に割れても、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1146-55を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1191-02、1.1276をストップに売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、下値は、1.3115が維持されると売りは利食いで買っても割れるなら止めて、1.3002-33割れをストップに買い直し。割れても1.2940-75、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.3230-38が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、155.15まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値を追いは避けたい。上値は、158.64-73を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、159.64-80ゾーン、161円ミドル、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、157.00-50ゾーンが維持すると売りは利食いで、買いは156.73割れ。割れても156.05、155.15、154.42、153.15、150円割れをストップに買い直しとなる。
 ポンド円も193.49まで反発後、183.72まで再下落もこれを維持する形。上値は、188.10-14を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、189.01、189.54-70、191.20、192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、186円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは185.84割れをストップ、割れても185.29をストップに買い直し。更には183.72-77、182.81-06、181.61、180.69、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を99.87で押さえられて93.60まで下落もこれを維持する形。上値は、96.97-05を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、97.66、98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、95.50を前に下げ渋りでは、売りは利食い優先で買いはタイト・ストップとするか、95円まえ買い下がって、ストップは94.70割れ、割れても93.43-87、93円や92円、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられて86.28まで下値を一時拡大も維持する形。ただ、上値追いは出来ず、88.42が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて89.50-52、90.05、90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、87.49を前に下げ渋りでは売りは利食い優先。買いは87.11をストップに買い下がり。割れても86.85、86.28、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。