今日の裏読み、表読み(2024/09/17)

 昨晩は、アジア時間に、本邦からの円売りが期待できないこともあって、円高が一時拡大したが、これも一定の巻き戻しとなっている。 一応本日は3連休明けで、本邦輸入企業からの円売りニーズが出易いが、ただ、戻りでは値ごろで円を売って向きの利食いも出易く、あくまで上値追いは避けて置きたい。
 本日の経済指標としては、日7月第三次産業活動指数、独ユーロ圏9月ZEW景況感調査、加8月住宅着工件数と消費者物価指数、米国では、8月小売売上高、8月鉱工業・製造業生産、8月設備稼働率、7月企業在庫や9月NAHB住宅市場指数などが発表される。
 注目としては、独ユーロ圏9月ZEW景況感調査や米8月小売売上高となる。両指標とも弱い結果想定されていることで、予想比の結果次第。ただ、米経済指標は直近の指標からは、リスクは強い結果で、今週のFOMCでの0.50%の利下げ期待に行き過ぎ感もあり、その場合ドルに買い戻しが出易そうだ。
 その他引き続き不安定な株価や米長期金利の動向も注視しながらの対応となる。

 戦略としては、ドル円は、下値を139.58まで拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は140円が支えると堅調な可能性があり、139.58をストップに、押し目買い。もし割れる場合、138円までポイントが薄くなるが、139.50や139円のサイコロジカルが維持されると売りは利食い優先だが、買いはポイントが不透明なことから、タイト・ストップで検討するのが良さそうだ。上値は、140.03-03が押さえると買いは利食いで売り上がっても、ストップは141.41越え。超えても141.87、142.66、143.71-144.23ゾーン、145円、146.29、147.21-35、148.27、149.39越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1072が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.1002-05をストップに買い直し。更に割れても、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.1138や1.1155を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1191-02、1.1276をストップに売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、下値は、1.3115が維持されると売りは利食いで買っても割れるなら止めて、1.3002-33割れをストップに買い直し。割れても1.2940-75、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.3219や1.3238が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、155.15まで下値を拡大。下値は、155.15を前の下げ渋りでは売りは利食いや買い下がり。割れるなら止めて、154.42、153.15、150円割れをストップに買い直しとなる。上値は、156.67が押さえると買いは利食いで、超えても157.51を前に利食いや売り上がりで、売っても超えるなら止めても158.64-73、159.64-80ゾーン、161円ミドル越え、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も193.49まで反発後、183.72まで再下落。下値は、183.72-77が維持される売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、182.81-06、181.61、180.69、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、186.74を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、188.10-14、189.01、189.54-70、191.20、192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、上値を99.87で押さえられて93.60まで下落。下値は、93.43-87が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、93円や92円、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、95.68-72が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて96.97-05、97.66、98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられて86.28まで下値を一時拡大。下値は、86.28が維持されると売りは利食いで、買いは85.86割れをストップに買い下がり、割れても85.00-36割れをストップに買い直しとなる。上値は、87.85-97が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて88.42、89.50-52、90.05、90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる