今日の裏読み、表読み(2024/09/05)

 昨晩も軟調な米雇用指数や株価を背景にリスクオフの動きが続いた。週末の米8月雇用統計の発表を控えて、織り込みが進む展開が続きそうだ。
 経済指標としては、日7月毎月勤労統計調査、豪7月貿易収支、スイス8月失業率、独7月製造業新規受注、英8月建設業PMI、南ア 第2四半期経常収支、ユーロ圏7月小売売上高、加第2四半期労働生産性指数、米国では、8月ADP全米雇用報告、週間新規失業保険申請件数、8月サービス業・総合PMIの改定値、8月ISM非製造業の総合及び景気指数などが発表される。
 注目はADP全米雇用報告、週間新規失業保険申請件数やISM非製造業指数となるが、引き続き米雇用や経済の弱気を示す内容が続くなら、ドルの軟調が続きそう。ただ、織り込みが過度となるなら巻き戻しの動きも想定されることは、留意しておきたい。
 また、本日も高田創日銀審議委員が、石川県金融経済懇談会で挨拶を行う。8月7日に内田副総裁が、相場の混乱時に利上げはしない等の発言をしたことが、株価の反転につながったが、おりしも今回も株価の調整が強まっており、同様な発言が出るか注目したい。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、更なる展開とならず、下値は、143.45を前に買っても、割れなら止めて、143円前後への下落で買い狙いだが、これは142円台まで慎重に買い下がる形も、このストップは141.70割れ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、反発ではしっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は、既に144円ミドルを前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは、145円後をストップ、超えても146.29、147.21-35、148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.1100を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1140、1.1191-02、1.1276をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.1040が維持されると売りは利食いで、買いは1.1026割れをストップ、割れるなら止めて、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3176や1.3200-27が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3266、1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3088を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても割れるなら止めて、1.2940-74、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、159.07まで下落。突っ込み売りは避けたいところで、下値は、押し目は158.94割れをストップに買い場探し。割れるなら止めて、157.70や157.30、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、160円が押さえると買いは利食いで、売りは慎重に161円ミドル越えをストップに売場探し。ただ、超えるなら止めて、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も193.49まで反発後下値を拡大も、突っ込み売りは避けたい。下値は、慎重に188.23割れをストップに買い下がり。割れても187.59、186.48、184.47割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、190円が押さえると買いは利食いで、売りは順次売り上がって、ストップは191.20越え、超えても192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、90.14からの反発が99.87で押さえられる形。下値は、96.22をストップに買い場探し。割れても94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、97.00-50ゾーンが抑えると利食い優先で、売りは97.66越えをストップ、超えても98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられる形。下値は、87.92-88.24ゾーン割れをストップに買い場探し。割れても87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89円ミドルから90円ゾーンが押さえると買いは利食い優先で、売りは90.05越えをストップ、超えても90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる