今日の裏読み、表読み(2024/09/04)

 昨晩は、株価の大幅下落からリスク回避の動き。確かにISM製造業指数が弱かったが、そこまでの動きとなるかは不透明で、この動きを追いかけるのは避けたい。
 金融政策としては、ポーランド中銀とカナダ銀行が政策金利を公表する。ポーランド中銀は据え置きが想定されており影響は少ないが、カナダ銀行は0.25%の利下げが想定されている。一定の織り込みはあるが、声明や総裁の発言で、更なる緩和が示唆されるとカナダドル相場の上値を押さえそうだ。
 経済指標としては、豪8月AIG建設業・製造業指数と第2四半期GDP、中8月財新サービス業PMI、ユーロ圏各国の8月サービス業PMI・改定値、英8月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏7月卸売物価指数、加7月貿易収支、米国では、7月貿易収支、7月製造業新規受注、7月雇用動態調査、7月耐久財受注・改定値やベージュブックが発表される。
 注目としては、豪第2四半期GDPは強弱次第、中8月財新サービス業PMIは、弱い結果はリスオフの動きを助長しそう。また、ユーロ英のPMIは、改定値であり影響は限られる。一方米国では、7月雇用動態調査が弱い結果を示すと、週末の雇用統計の弱い結果の思わくがつながりそうだ。
 その他昨晩大きく株価が調整したこともあって、不安定な株価の動きが市場のかく乱要因となることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、更なる展開とならず、下値は、145.16を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて144.22-65、143.45-69割れをストップに押し目買い。更に割れても142-3円ゾーンを慎重に買い下がる形も、ストップは141.70割れ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、しっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は、146.29を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、147.21-35、148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.1100を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1140、1.1191-02、1.1276をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.1000が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3155や1.3200-27が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3266、1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.2974を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても割れるなら止めて、1.2940、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大もこれを維持する形。上値は、161円ミドルが押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、160.03-19を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買ってもストップは159.80割れ。割れても158.94、157.70や157.30、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、192.06を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、191.06-33を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、190.24-49、189.46-51をストップに買い直し。更に割れても188.85-93ゾーン、188.23、187.59、186.48、184.47割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、98.53-87を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、97.27を前に下げ渋りでは売りは利食いで買っても割れるなら止めて、96.73-00、96.22、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、90.54-78が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.56-89が維持されると売りは利食いで買いは、割れるなら止めて、89.77、89.13、87.92-88.24、87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。