今日の裏読み、表読み(2024/08/30)

 昨晩もドルや円に買い戻し優勢となった。株価の動きに翻弄される展開だが、本日は月末であり、月末需要の動向次第で、相場に一定の動きが出易いことは、留意しておきたい。
 経済指標としては、NZ7月住宅建設許可件数、日本では、7月失業率・有効求人倍率、8月東京都区部消費者物価指数、7月鉱工業生産・速報値、7月小売業・百貨店・スーパー販売額、7月新設住宅着工戸数、豪7月小売売上高と住宅ローン・民間部門貸付、仏では第2四半期非農業部門雇用者数・改定値、7月消費支出、8月消費者物価指数・速報値、第2四半期GDP・改定値、仏7月卸売物価指数、英7月ネーションワイド住宅価格、7月消費者信用残高、7月住宅ローン貸付額・承認件数、独7月輸入物価指数、5月小売売上高と8月失業者数・失業率、スイス8月KOF景気先行指数、ユーロ圏8月消費者物価指数・速報値と7月失業率、南ア7月貿易収支、加第2四半期と6月GDP、米国では、7月個人所得・消費支出、8月ダラス連銀PCE・価格指数、8月シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、日本の指標の影響は少ない。大きな注目としては、ユーロ圏8月消費者物価指数・速報値は、強弱次第も昨日の独CPIが弱く、弱い結果がユーロの上値を抑えるか注意。また米国では、米国では、7月個人所得・消費支出やセンチメント指数が焦点となるが、直近米経済の減速感に下げ止まりが見えるが、これを再確認できるか大きな焦点となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、更なる展開とならず、下値は、143.45-69を前に下げ渋りでは売りが利食いで、買いはこれをストップに押し目買い。割れるなら止めて142-3円ゾーンを慎重に買い下がる形も、ストップは141.70割れ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、しっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は145.55を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、超えるなら売りは止めて、146.48-53をストップ、超えても147.35をストップに売り場探しとなる。ただ、超えると一定の反発期待となるが、その場合も148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.1140を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1191-02、1.1276をストップに、売り場探しとなる。下値は、1.1056が維持されると売りは利食い買いは1.1030をストップに買い下がり。割れても1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3227が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3266、1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は、1.3135が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.3076割れをストップに買い直し。更には1.3011、1.2974、1.2940、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。上値は、161.26-37が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、162.18、162.71-19ゾーン、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、160.03を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは159.80割れをストップ、割れても158.94、157.70や157.30、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、191.55が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて191.93-02、193.27、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、190.24が維持されると売りは利食いも、買いは割れるなら止めて、189.46-51をストップに買い直し。更に割れても188.85-93ゾーン、188.23、187.59、186.48、184.47割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、98.96-10を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、97.58-80を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは97.27割れをストップ。更には96.73-00、96.22、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、91.18が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて91.53越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.00-40が維持されると売りは利食いで買いは、89.77割れをストップ、割れても89.13、87.92-88.24、87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。