今日の裏読み、表読み(2024/08/22)

 昨晩も米国の雇用統計の修正やFOMC議事録において、9月の利下げが確定的となったことで、ドルは軟調な展開となった。ただ、こういった面は既に織り込みの範囲で、週末のパウエルFRB議長のジャクソンホールにおける講演までは、様子見ムードが残るも、ドルを追いかけて売るのは避けて置きたい。
 金融政策としては、7月18日開催分のECB理事会議事録が公表されるが、9月の政策金利の発表を控えて、据え置きの可能性が示唆されるとユーロ相場を支えそうだ。
 経済指標としては、日本の7月スーパー販売額、トルコ7月消費者信頼感指数、ユーロ圏各国の8月製造業とサービス業PMI・速報値と8月消費者信頼感・速報値 、英8月製造業とサービス業PMI・速報値と7月CBI受注動向調査、メキシコ第2四半期GDP・確定値、米国では、7月シカゴ地区連銀全米活動指数、週間新規失業保険申請件数、8月製造業・サービス業総合PMIの速報値、7月中古住宅販売件数、7月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目としては、各国の8月製造業とサービス業PMI・速報値、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値、週間新規失業保険申請件数や7月中古住宅販売件数などとなる。
 PMIに関しては、各国の結果に格差が見えると一定の動きがありそう。また、米国では、昨晩の雇用統計の修正に見られるように、週間新規失業保険申請件数が弱い結果となるなら、イメージの悪化は否めず、直近米国の住宅関連指標に限りが見える中、弱い中古住宅販売件数となれば、ドル売りが続きそうだ。
 
 戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が141.70まで拡大もこれを維持して149.39まで値を回復も、現状は上値を抑える形。上値は146.23を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、147.35、148.27、149.39、150.89、151.26、153.88、155.22、156.00-27、156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、144.46が維持されると売りは利食い、買いは買い下がって、ストップはできれば144円割れ。割れても143.40をストップに買い直し。ただし、141.70を割れと崩れ気味となるので注意だが、その場合も140.25や140円割れをストップに、買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1174まで反発も、上値追いは避けたい。上値は、1.1174が押さえると買いは利食い優先。売りは1.12越えをストップに売り上がり、超えても1.1276をストップに、売り直しとなる。下値は、1.1072や1.1096が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.1030、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3120まで上値拡大。上値は、1.3143をストップに売り上がり。売っても超えるなら止めて、1.3300越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3011や1.2974を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.2940をストップに買い下がり。割れても1.2882、1.2799、1.2726、1.2665.2613-16、1.2446、1.2300割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。上値は、163.19が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、161.35-41の維持では売りは利食い優先で、買いは割れるなら止めて、160.42をストップに買い直し。また、割れても159.80、158.94、157.70や157.30、155.17、154.42、割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、191.28が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、192.02、193.27、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、188.85-93ゾーンの維持では売りは利食い優先、買いは188.23割れをストップ。割れても、187.59、186.48、184.47、182.81-183.06、180.10-60割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、99.10を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、96.73-00を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、96.22、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、90.23が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて90.86、91.53越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、89円前後が維持されると売りは利食いも、買いは87.92-88.24割れをストップに買い下がり。割れても87.11、86.70、85.86、85.00-36、84.05、83.08割れをストップに順次買い直し。