今日の裏読み、表読み(2024/08/01)

 昨晩は、日銀やFOMCの結果を受けて荒れた展開。特に円買いが大きく拡大したことは、日銀の政策が既に織り込みの中、案外大きな影響を与えたことはサプライズ。ただ、若干オーバーシュート気味であり、追いかけて円を買うのは避けて置きたい。
 本日の経済指標としては、英中銀が政策金利と四半期インフレ報告を公表する。
 0.25%の利下げが想定されており、これは織り込みとなる。今後の利下げ姿勢が、声明やベイリー英中銀総裁の発言で示されるか注目となるが、ただ僅差の投票結果で利下げとなった場合、一定のポンドの買い戻しにつながるか注意しておきたい。
 経済指標としては、豪第2四半期輸入・輸出物価指数と6月貿易収支、中7月財新製造業PMI、ユーロ圏各国の7月製造業PMI・改定値、英7月製造業PMI・改定値、ユーロ圏6月失業率、米国では、第2四半期非農業部門労働生産性・単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数、7月製造業PMI・改定値、7月ISM製造業景況指数、6月建設支出などが発表される。
 注目としては、各国の7月製造業PMIの強弱が見えると、一定の動きが出そう。米国では、第2四半期非農業部門労働生産性・単位労働コストや週間新規失業保険申請件数、7月ISM製造業景況指数が焦点となる。景況感を見る上では、ISM製造業景況指数の強弱次第、また雇用指数は昨日のADPが弱く、予想より悪い結果が見えた場合、週末の米雇用統計の思惑につながりそうだ。

戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が149.61まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は149.61をストップに買い場探し。割れても148.91-98、148.03、147.23-43、146.48-62割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、151.26を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売り上がっても越えるなら止めて、153.88、155.22、156.00-27、156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86、159.45、160.26越えをストップに、順次売り場探しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.0948まで反発も上値を抑える形。上値は、1.0850-70を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0903、1.0948、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0778-02が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.2865-88を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2938-43をストップに売り直し。更には1.3045、1.3143をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.2807の維持では売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2741-54、1.2613-16割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が162.02まで拡大も、突っ込み売りは避けたい。下値は、162.02割れをストップに押し目では買い場探し。割れても160.22、158.08、156.07割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、163.43を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、166.56、167.95、168.20、169.21、169.73、171.10、171.88、172.92越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が192.18まで拡大も、追いかけて売るのは避けたい。下値は、192.18をストップに押し目買い、割れても191.68、190.00割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、193.99を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、195.62、196.70、199.48、199.83、200.19越えをストップに順次売り場探し。
豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が97.40まで下値を拡大も、追いかけるは避けたい。下値は、97.40をストップに押し目買い、割れても96.90、95.50、94.17-57、93.71割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、100.02を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、101.78、102.29、103.12、103.52-82、104.41-62、105.43越えをストップに順次売り場探しとなる。 
NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を88.70まで下値を拡大も突っ込み売りは避けたい。下値は、88.64-70をストップに押し目買い、割れても87.68、86.79、85.80割れをストップに買い直し。上値は、89.79が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、90.86、91.53、91.92、92.80、93.20-45、94.00-10、95.30越えをストップに順次売り場探しとなる。