今日の裏読み、表読み(2024/06/27)

 昨晩も円売り、ドル買いが優勢となったが、ストレートでは、総じて日替わり的な動きが続いていることは留意。一方円相場では、一過性の円安も、追いかけるのは厳しい状況。あくまで深押しを待ってからの買い戦略を狙いたい。
 政策金利としては、スウェーデン、トルコ中銀、チェコ中銀、メキシコ中銀が政策金利を公表する。
 全て据え置きが想定されており、その場合影響は少ないが、声明などで今後方針が示されるなら注意となる。
 経済指標としては、日5月小売業・百貨店・スーパー販売額、NZ6月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、ユーロ圏6月消費者信頼感・経済信頼感、南ア5月卸売物価指数、メキシコ5月失業率、米国では、5月小売・卸売在庫、第1四半期GDPと個人消費の確定値、5月耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、5月住宅販売保留指数や6月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目は、米第1四半期GDPと個人消費の確定値と週間新規失業保険申請件数の強弱次第。ただ、一定の動きを示しても、GDPは確定値であり、影響は限られそうだ。
 その他米7年物の国債の入札を受けた米長期金利の動向に注意。米大統領選第1回テレビ討論会が、金融市場に影響を与える可能性は不透明だが、トランプ有利は、米株価やドルを支える可能性はあるかもしれない。
 
 戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、160.87まで反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は160.87や161円が押さえるなら買いは利食い優先。売りは慎重さが必要だが、下げが甘ければ買い戻しながらの対応となる。下値は、160円前後が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、159.27-30ゾーンをストップに買い直し。更には158.67-82、157.92、157.50-60、156.50、155.72、155.12割れを順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0666まで再下落もこれを維持する形。下値は、1.0624-49割れをストップに買い場探し。割れても、1.0600割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0746-62を前に、上げ渋りでは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、ストップを1.0852越えとして、1.0800前後と売り直し。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も、1.2615まで再調整。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は、ストップを1.2580割れとして買い下がり。割れても1.2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2703-40を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2861、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.80まで上値を拡大も上値追いは厳しく、上値は172円が押さえると買いは利食い、売っても超えるなら止めて、172.50や173円をストップに売り直し。下値は、170.71-91を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、170.33、168.97-32をストップに買い直し。更に割れても167.32-52、167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ポンド円は、202.16まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。ただ、上値も月足からポイントが薄くなることは留意。基本は204.00、207.99、214.20、215.87が月足のポイントとなるが、順次サイコロジカルな位置を考慮しながら利食いや売り場探しとなるが、本日は203.16や204円を前に上げ渋りでは、利食いながら売りも超えるなら止める形。下値は、201.96を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、201.07、200.35-44、198.93、198.40、197.21、195.05、194.49-75ゾーン割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を106.40まで拡大も、上値を追いは厳しく、106.50や107円越えをストップに売り場を探したい。下値は、106円前後が維持されると売りは利食いで、買いっても割れるなら止めて、105.34-54、104.50-00ゾーンの買い下がりで、このストップは104.81割れ。割れても104.03-35、103.54-60、102.62-98、101.83、101.59、100.46割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、97.97まで上値を拡大も、上値追いは不透明。上値は、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは98.00や98.50越えをストップに売り上がる形。下値は、97.09-25ゾーンを前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、96.67-79をストップの買い直し。割れても96.10-30、95.55-76、95.08-27、94.15-16割れをストップに順次押し目買いとなる。