今日の裏読み、表読み(2024/06/25)

 昨晩は、ドルに売り戻しが優勢となった。ただ、欧州通貨の買いは、クロス円に支えられている面もあって、追いかけるのは避けておきたい。
 本日の経済指標としては、日本の5月企業向けサービス価格指数と4月景気先行指数・改定値、豪6月ウエストパック消費者信頼感指、加5月消費者物価指数、米国では、5月シカゴ地区連銀全米活動指数、4月月次住宅価格指数、4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、6月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀・製造業指数とダラス連銀・サービス売上高指数とサービス部門信頼感指数などが発表される。
 注目は、米住宅関連指標やセンチメント指標となるが、直近強弱入り混じる米経済指標に方向感が見えるか注目したい。
 要人発言としては、引き続きECB関係からは、次の利下げに関する発言が焦点となるも、恐らく急がない姿勢が示されると見られ、こういった面がユーロ相場を支えるか注目したい。一方FRB関連では、タカ派発言が続きそうだが、総じて影響は限られそう。
 その他今週は米国国債の入札週で、入札週は金利が上昇し易いことは、留意しておきたい。
 
 戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、159.92まで反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は160.17や160.35が押さえるなら買いは利食い優先。売りは慎重さが必要だが、下げが甘ければ買い戻しながらの対応となる。下値は、158.67-82を前に、下げ渋りでは売りは利食い優先。買いは割れるなら止めて、157.92をストップに買い直し。また、更に割れても157.50-60を前に買い場探しも、これも割れるなら156.50、155.72、155.12、154.55、153.60割れを順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0668まで再下落もこれを維持する形。下値は1.0668-71を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っては割れるなら止めて、1.0624-49、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.0762を前に、上げ渋りでは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、ストップを1.0852越えとして、1.0800前後と売り直し。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も、1.2621まで再調整。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は、1.2621が維持されると買いも、ストップは1.2580割れとして買い下がり。割れても1.2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2740を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2861、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、171.45まで再反発。ただ、上値追いは厳しく、171.56が押さえると買いは利食い、売っても超えるなら止めて、172円や172.50をストップに売り直し。下値は、170.33を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、168.97-32をストップに買い直し。更に割れても167.32-52、167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ポンド円は、202.71まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。ただ、上値も月足からポイントが薄くなることは留意。基本は204.00、207.99、214.20、215.87が月足のポイントとなるが、順次サイコロジカルな位置を考慮しながら利食いや売り場探しとなるが、本日は203.15や204円を前に上げ渋りでは、利食いながら売りも上げ渋りを見ながら検討する形となる。下値は、201.17を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、200.35-44、198.93、198.40、197.21、195.05、194.49-75ゾーン割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を106.38まで拡大も、上値を追いは厳しく、106.50や107円越えをストップに売り場を探したい。下値は、105.34-54が維持されると売りは利食いで、買いっても割れるなら止めて、104.50-00ゾーンの買い下がりで、このストップは104.81割れ。割れても104.03-35、103.54-60、102.62-98、101.83、101.59、100.46割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、97.94まで上値を拡大も、上値追いは不透明。上値は、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは98.00や98.50越えをストップに売り上がる形。下値は、97.09-25ゾーンを前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、96.67-79をストップの買い直し。割れても96.10-30、95.55-76、95.08-27、94.15-16割れをストップに順次押し目買いとなる。