昨晩はNY市場の休場で、動意に薄い展開に留まったが、本日はNY市場の再開で、相場が一定の動きを示すか注目したい。
金融政策としては、スイス国立銀行が政策金利、中国人民銀行が、1年と5年物貸出基礎金利、ノルゲバンクや英中銀が、政策金利を公表する。
総じて据え置きが想定されており、その場合影響は限られるが、英中銀に関しては、利下げ票が、前回の2票から増加するなら、次回会合でも利下げの思惑を高めそうだ。ただ、7月4日に英総選挙が予定されており、市場は9月の利下げを想定している模様。
経済指標としては、NZ第1四半期GDP、スイス5月貿易収支、独5月生産者物価指数、トルコ5月消費者信頼感指数、メキシコ5月小売売上高、加5月新築住宅価格指数、米国では、第1四半期経常収支、5月住宅着工・建設許可件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、ユーロ圏6月消費者信頼感・速報値などが発表される。
注目としては、NZ第1四半期GDPは弱い結果がリスク、米国では、5月住宅着工・建設許可件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数が、直近のまちまちの指標に対して、方向感を示すか注目。ユーロ圏6月消費者信頼感・速報値は、強弱次第だが、弱い結果の場合、次回の利下げの思惑につながりそうだ。
戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、158.26まで反発。上値は、158.23-26を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、158.50や159.00、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。下値は、157.50-60を前に下げ止まりでは、売りは利食い、買っても割れるなら止めて、156.50割れをストップに買い直し。更に割れても155.72、155.12、154.55、153.60、152.80割れを順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0668まで再下落もこれを維持する形。下値は1.0709を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っては1.0668をストップに買い場探し。割れても1.0624-49、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.0800を前に、上げ渋りでは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、ストップを1.0852越えとして売り直し。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も更なる展開とならず、下値は、1.2655-65を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いのストップは、1.2655や1.2644割れ。割れても1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2768を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2861、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。上値は、169.91-170.29が押さえると買いは利食い、売っても超えるなら止めて、170.75-89越えをストップに売り狙い。更に超えても171.56をストップに売り直し。下値は168.97-13を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて167.32-52をストップに買い直し。更に割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、201.62まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は、201.62を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、202.15越えをストップに売り直し。下値は、200円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて、198.93、198.40、197.21、195.05、194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を105.50まで拡大。ただ、上値を追いは厳しく、106.00や106.50越えをストップに売り場を探したい。下値は、104.03-35を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、103.54-60をストップに買い直し。更に割れても102.62-98、101.83、101.59、100.46割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、97.25まで上値を拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、97.25を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、97.50や98円越えをストップに売り直しとなる。下値は、96.10-30が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、95.55-76、95.08-27、94.15-16、93.70、93.15-49をストップに順次押し目買いとなる。