今日の裏読み、表読み(2024/06/19)

昨晩も総じて直近のリスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、あくまで修正であることは、留意しておきたい。
 経済指標としては、NZ第1四半期経常収支、日本では5月通関ベース貿易統計と4月25-26日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、英5月消費者・小売・生産者物価指数、南ア5月消費者物価指数と4月小売売上高、ユーロ圏4月経常収支と建設支出、6月5日分のカナダ中銀・議事録、米6月NAHB住宅市場指数などが発表される。
 大きな材料はないが、日本の5月通関ベース貿易統計は悪化が見えた場合、円の売り材料、英国の物価指数は落ち着きが見えた場合、今週の英中銀の政策金利引き下げの思惑につながり、カナダ中銀の議事録では、更なる利下げの思惑が高まるとカナダドルの売り要因となりそうだ。
 その他、本日はNY市場が休場で、材料も薄く総じて様子見ムードの強い相場展開となる可能性で対応したい。

 戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、158.26まで反発。上値は、158.23-26を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、158.50や159.00、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。下値は、157円を前に下げ止まりでは、売りは利食い、買ってもこのストップは156.50割れ。割れてもストップを155.72割れとして買い直し。更に割れても155.12、154.55、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0668まで再下落もこれを維持する形。下値は1.0668を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度1.0624-49、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.0800を前に、上げ渋りでは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、ストップを1.0852越えとして売り直し。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も更なる展開とならず、下値は、1.2655が維持されると売りは利食いで、買いのストップは1.2644割れ。割れても1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2740を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは1.2768をストップ、超えても1.2861をストップに売り直しとなる。また、更に超えても1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。上値は、169.91-170.29を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、170.75-89越えをストップ、更に超えても171.56をストップに売り直しとなる。下値は、168.97を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて167.32-52をストップに買い直し。更に割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ポンド円は、201.62まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は、201.62を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、202.15越えをストップに売り直し。下値は、198.93を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて、198.40、197.21、195.05、194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れをストップに順次買い場探しとなる
 豪ドル円は、上値を105.10拡大。ただ、上値を追いは厳しく、105.50や106円越えをストップに売り場を探したい。下値は、104.03-35を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、103.54-60をストップに買い直し。更に割れても102.62-98、101.83、101.59、100.46割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、97.25まで上値を拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、97.25を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、97.50や98円越えをストップに売り直しとなる。下値は、96.10-30が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、95.55-76、95.08-27、94.15-16、93.70、93.15-49をストップに順次押し目買いとなる。