今週は、豪英スイス中銀の政策金利公表、米小売売上高、各国の物価指数や６月製造業とサービス業ＰＭＩ・速報値などが焦点となるが、大きく注目を集める指標はなく、現状の揉み合い的な相場展開が続く可能性を考慮しての対応となるが、引き続き欧州の政治不安によるリスク回避的な傾向が続く可能性を留意しておきたい。
経済指標としては、英５月ライトブーム住宅価格、日４月機械受注、中国では、５月住宅価格指数、５月小売売上高、５月鉱工業生産、５月固定資産投資と５月失業率、ユーロ圏４月労働コスト・賃金、加５月住宅着工件数と４月対内外証券投資額、米６月ＮＹ連銀製造業景気指数などが発表される。
注目としては、中国の指標や米６月ＮＹ連銀製造業景気指数となるが、中国指標は、大きなサプライズがなければ、総じて反応は限られそう。米ＮＹ連銀製造業景気指数は、直近強弱感が入り混じる米経済指標の米経済の方向感を示唆するのか注目したい。
その他要人発言の機会も多く、株価や米長期金利も睨みながら対応したい。
戦略としては、ドル円は、下値を１５４．５５で維持して、１５８．２６まで反発。上値は、１５８．２６を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、１５８．５０や１５９．００、１５９．５８や１６０．１７をストップに、順次売り直しとなる。下値は、１５６円ミドルを前に下げ止まりでは、売りは利食い、買っても割れるなら止めて、ストップを１５５．７２割れとして買い直し。更に割れても１５５．１２、１５４．５５、１５３．６０、１５２．８０、１５１．８６、１５１．５８、１５０．８０、１５０．２６、１４９．９４を順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、１．０６０２を維持して、１．０９１６まで反発後、１．０６６８まで再下落。下値は１．０６６８を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度１．０６２４－４９、１．０６００割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、１．０７３０前後が押さえると買いは利食い、超えても１．０８０方向への反発では買いはしっかりと利食いながら、段階的な売りのストップは１．０８５２越え。超えても１．０９０２－１６、１．０９４３、１．０９８１、１．０９９６－９８をストップに、順次売り場探しとなる。
ポンドドルは、下値を１．２３００で維持して、１．２８６１まで反発も更なる展開とならず、下値は、１．２６５５が維持されると売りは利食いで、買いのストップは１．２６４４割れ。割れても１．２５８０、１，２５０３、１．２４２３－４６、１．２３００－３２割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、１．２７４０が押さえると買いは利食いで、売りは１．２７６８をストップ、超えても１．２８６１をストップに売り直しとなる。また、更に超えても１．２８９５、１．２９９６をストップに、順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、１７１．５６まで一時上昇後、１６４．０２まで下落もこれを維持して、１７０．８９まで再反発も上値を抑える形。上値は、１６９．８０－１７０．２９を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、１７０．７５－８９越えをストップ、更に超えても１７１．５６をストップに売り直しとなる。下値は、１６７．５２を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、１６７．３２をストップ、割れても１６７．３２、１６６．７４、１６５．６４、１６４．０２割れをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、２０１．６２まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は、２０１．６２を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、２０２．１５越えをストップに売り直し。下値は、１９８．９３を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて、１９８．４０、１９７．２１、１９５．０５、１９４．４９－７５ゾーン、１９３．８４－０５、１９３円割れをストップに順次買い場探しとなる
豪ドル円は、上値を１０４．９５まで上値を拡大後、１００．４６で下値を支えて、１０４．８７まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は、１０４．８１－９５を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、１０５．５０や１０６円越えをストップに売り場を探したい。下値は、１０３．５４－６５を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは１０２．６２－９８をストップに買い下がり。割れるなら止めて、１０１．８３、１０１．５９、１００．４６、９９．７５－９４割れをストップに順次買い直しとなる。
ＮＺＤ円は、９７．２５まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は、９７．２５が押さえると買いは利食いで、売りは９７．５０や９８円越えをストップに売り場探し。下値は、９６．１０が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、９５．５５－７６、９５．０８－２７、９４．１５－１６、９３．７０、９３．１５－４９をストップに、順次押し目買いとなる。
