昨晩もイベントを控えて揉み合い気味の展開も、本日は米物価指数やFOMCの結果を受けて、相場が荒れた動きとなる可能性は留意しておきたい。
FOMCでは、政策金利は据え置かれる見通し。大きな注目は、同時に発表されるドット・チャートの結果で、特に現状年内後何回利下げが実施されるかに注目が集まっているが、2024年の見通しの中央値が、前回と同じなら今年後3回の利下げ、4.9%に引きあがるなら今年後2回、5.1%となるなら今年後1回の利下げが想定されることで、特に5.1%となるなら、サプライズ的なドル買いとなるリスクには注意しておきたい。
経済指標としては、日本の5月国内企業物価指数、中国の5月消費者・生産者物価指数、独5月消費者物価指数・改定値、英国では、4月月次GDP、4月鉱工業・製造業・建設部門生産、4月貿易収支、米国では、5月消費者物価指数と5月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
注目としては、中5月消費者・生産者物価指数や英4月月次GDPとなるが、FOMCを控えて、影響は限られそう。また、米国の5月消費者物価指数では、結果の強弱次第も、無難の数字に留まれば影響は限られそう。リスクはサプライズ的な結果となるが、その場合も、FOMCを控えており、強い動きには繋がり難い見通し。
戦略としては、ドル円は、157.71から154.55を維持して反発気味。上値は157.47-71を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、158円、158.50、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。下値は、156円ミドルが維持されると、売りは利食いで、買いはできれば、慎重に値幅を取って買い下がっても、ストップは155.12割れ。割れるなら止めて154.55をストップに買い直し。更に割れるケースでは、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0720まで下落。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は1.0674をストップに買い下がり。割れても1.0624-49、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、ギャップの上限なる1.0774-82から1.0800前後のギャップが押さえると、買いは利食い優先。売りは1.0836をストップに売場探し。超えても、1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2818まで反発も更なる展 開とならず、下値は、1.2680-88をストップに買い場探し。割れるなら止めて、再度1.2644、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2812-23を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。上値は、170.29を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、170.75-89越えをストップ、更に超えても171.56をストップに売り直しとなる。下値は、168.09-30を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、200.75まで上値を再拡大も、更なる展開とならず、上値は、200.40-65を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは200.75をストップ、超えるなら止めて、201.15や202.15越えをストップに売り直し場を探したい。下値は、198.94や198.40を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、197.21をストップの買い直し。更には195.05、194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れをストップに順次買い場探しとなる
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.87まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は、104.01を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、194,63-85、105.50や106円越えをストップに売り直しとなる。下値は、102.62-98を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、96.81まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。 上値は、96.75-86を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、再度97.50をストップに売り直したい。下値は、95.55-76を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めるか、95.08-27割れをストップ買い下がり。更に割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。