今週は、米FOMCや米物価指数、日銀の金融政策決定会合もあり、思惑や結果で、荒れた動きに注意しておきたい。
本日の経済指標としては、日本の1-3月期四半期実質GDP・2次速報、4月国際収支、5月景気ウオッチャー調査、ノルウェー5月消費者物価指数、スイス5月SECO消費者信頼感指数、トルコ4月失業率と鉱工業生産、米国では、NY連銀調査の5月インフレ期待、5月雇用傾向指数などが発表される。
相場を動かす大きな材料はないが、日本指標は弱い結果が見えると、日銀の早期利上げ期待に水を差す可能性は残りそう。米国では、NY連銀調査の5月インフレ期待の公表では、インフレの指数次第、また米5月雇用統計は強い結果となったが、算出方法の変更で今後は下方修正される可能性も指摘されている。普段はあまり材料視されないが、米5月雇用傾向指数などが弱いと、金曜日の相場の巻き返しにつながり易い。
その他今週は、米国の国債入札週であり、入札週は米長期金利が上昇し易いことは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、157.71から154.55を維持して反発気味。上値は157.08を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、157.47-71、158.50、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。下値は、155.12を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、買っても割れるなら止めて、154.55をストップに買い直し。また割れるケースでは、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0902-16を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.078を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、1.0760、1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2818まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2812-23を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2681-84を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度1.2644、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。上値は、170.29を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、170.75-89越えをストップ、更に超えても171.56をストップに売り直しとなる。下値は、168.09を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めて167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、200.75まで上値を再拡大も、更なる展開とならず、上値は、199.95を前に上げ渋りでは、買いは利食いで買いは、200.43-65-75ゾーンをストップ、超えるなら止めて、201.15や202.15越えをストップに売り直し場を探したい。下値は198.40を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、197.21をストップの買い直し。更には195.05、194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れをストップに順次買い場探しとなる
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.87まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は、104.01を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、194,63-85、105.50や106円越えをストップに売り直しとなる。下値は、102.62を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、96.81まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。 上値は、96.86を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、再度97.50をストップに売り直したい。下値は、95.25-27を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めるか、95.08割れをストップ買い下がり。更に割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。