昨晩は、米長期金利の低下も、ドル売りにはつながらず、総じて来週の日銀金融政策決定会合を控えて、利上げの思惑から利食いが優勢となった形。あくまで利食いの動きであれば、追いかけて円を買うのは避けて置きたい。
本日金融政策としては、カナダ銀行が政策金利を公表する。予想は0.25%の利下げとなるが、一定の織り込みとなるが、声明がハト派的となるなら更にカナダドル相場を圧迫しそうだ。
経済指標としては、豪5月AIG建設業・製造業指数、日4月毎月勤労統計調査、豪第1四半期GDP、中5月財新サービス業PMI、仏4月鉱工業生産、ユーロ圏各国の5月サービス業PMI・改定値、英5月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏4月卸売物価指数、加6月景気先行指数と第1四半期労働生産性指数、メキシコ5月消費者信頼感指数、米国では、5月ADP全米雇用報告、5月サービス業と総合PMI・改定値、5月ISM非製造業景況・総合指数などが発表される。
注目としては、週末の米雇用統計の発表を控えて、5月ADP全米雇用報告や5月ISM非製造業景況・総合指数となる。特に、直近では、5月ISM製造業景況や米4月雇用動態調査が弱かったこともあって、弱い結果を示した場合、更なる米長期金利の低下につながりそうだ。ただ、一方で良好な結果が出た場合は、反動的な巻き戻しが強まる可能性にも注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、156.78から153.60まで調整を維持して、157.71まで上値を拡大も更なる展開とならず、ただ突っ込み売りは出来ず、早期は154.55をストップに買い狙い。割れても下値は、155.25、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。上値は155.50や156円を前に上げ渋りは、買いは利食い、売りは156.50越えをストップ、超えても157.47-71、158.50、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0916を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0859や1.0828を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めるか、ストップを1.0788-11割れ。更に割れるケースからは、1.0760、1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2818まで反発も更なる転回とならず、上値は、1.2818-23を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2743を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度1.2681-84、1.2644、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。下値は、168.09をストップに買い場探し。割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。上値は、169.00-50ゾーンが押さえると買いは利食いで、売りはできれば170.00-50ゾーンまで売り上がる気持ちで、ストップは170.75-89越え。超えても171.56をストップに売り直しとなる。
ポンド円は、200.75まで上値を再拡大も、更なる展開とならず、下値は197.21をストップに買い狙い。割れても197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、198.76-23を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは、200.43-65-75をストップに売場探し。超えるなら止めても、201.15や202.15越えをストップに売り直し場を探したい。下
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.87まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。下値は、102.62をストップに買い場探し。割れても101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、103.84-01を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは104.63-95をストップ、超えるなら止めて、105.50や106円越えをストップに売り直しとなる。
NZD円は、96.81まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。下値は、95.25-27をストップに買い場探し。割れるなら止めるか、95.08割れをストップ買い下がり。更に割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。 上値は、96.24-30を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、96.81や97.50をストップに売り場を探したい。