昨晩は、円の軟調が続き、ドルに買い戻しが出るも、総じて揉み合いが続いており、本日も大きな材料もなく、こういった展開が続きそうだ。
経済指標としては、豪5月ウエストパック消費者信頼感指数、豪準備銀行・金融政策会合議事録公表、独4月生産者物価指数、
ユーロ圏3月国際収支と建設支出、英4月CBI受注動向調査、加4月消費者物価指数などが発表される。
注目としては、豪準備銀行の議事録では、直近インフレ指標が強かっただけに、利上げの思惑が残りそうだが、ただ、現実的に直ぐに利上げの可能性は低く、思惑優先には注意しておきたい。また加4月消費者物価指数は、結果の強弱次第も、こちらも利上げに対する現実味は低く、動きが出ても追いかけるのは避けたい。
その他今週は要人発言の機会が多く、こういった面が相場の動きにつながるかだが、FRBの利下げに対する警戒的なスタンス、ECB関連では、6月の利下げがほぼ確実視されており、同様の内容に留まれば総じて影響は限定される見通し。
戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して156.78まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、156.78を前に、上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、158円越えをストップに売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、155.25を前に下げ渋りでは利食いも、割れるなら153.60を前に利食い優先から買い狙い。買っても割れるなら止めて、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探し。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.0895を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0836や1.0800前後の維持では、売りは利食いで、買いは1.0760割れをストップに買い下がり。割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2726まで反発も上値追いは避けたい。上値は1.2726が押さえると売り狙い。超えても1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2643-46や1.26を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買ってもこのストップは1.2580割れ。割れても1,2503、1.2423-46、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、169.78まで再反発も上値追いは避けたい。上値は、169.78が押さえると売っても、超えるなら止めて171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、169円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは、168.82割れをストップ、割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。
ポンド円は、198.65まで上値拡大も、。上値追いも厳しい。反発では慎重に売り場探しとなるが、ストップは199円越え、超えても199.85や200.55をストップに、順次売り直し場を探したい。下値は、198円が維持されると売りは利食いで、買いのストップは197.38割れ。割れても197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.57まで反発。上値は104.57が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、104.95をストップに売り直しとなる。下値は、103.50や103.00が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは102.81割れ。割れるケースからは、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、95.62まで上値拡大も、上値追いも厳しい。上値は、95.62が押さえるか見て対応となるが、売りは96円をストップに慎重に検討したい。下値は、94.50-00ゾーンが維持されると売りは利食いで、買いは94.15-16や93.70割れをストップに買い下がり。割れても93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。