昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となったが、動いても、日替わり的な展開は変わっておらず、引き続き追いかけるのは避けておきたい。
経済指標としては、NZ第1四半期卸売物価指数、中国の4月住宅価格指数、4月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、4月失業率、仏4月ILO基準失業率、スイス第1四半期鉱工業生産、ユーロ圏4月消費者物価指数・改定値、加3月対内外証券投資額、米4月景気先行指標総合指数などが発表される。
大きな材料は薄く、中国の指標は改善が見える形も影響は限られそう。ユーロ圏4月消費者物価指数は、改定値であり、変化が少なければ、反応は限定される見通し。また、米4月景気先行指標総合指数は、直近の弱い米経済指標を反映して、弱い結果が見えた場合、またぞろFRBの利下げ期待につながる可能性はあるが、これも米長期金利の反応次第となりそうだ。
その他引き続き要人発言も注意だが、週末を睨んでポジション調整の動きも留意して対応したい。
戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して156.78まで反発も、上値を抑える形。上値は、156円や156.78を前に、上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、158円越えをストップに売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、153.60を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。買っても、割れるなら止めて、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探し。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、上値追いは避けたい。上値は、1.0895や1.0943を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0800前後の維持では、売りは利食いで、買いは1.0760割れをストップに買い下がり。割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2701まで反発も、更なる展開とならず、上値は1.2701-10を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるケースからは、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.26を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、この買いのストップは1.2580割れ。割れても1,2503、1.2423-46、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、169.40まで反発も更なる展開とならず、上値は、169.40を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、167.32を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。
ポンド円は、上値を200.55で抑えられて、191.37まで下落もこれを維持する形。上値は、197.10や197.43を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、199.85や200.55をストップに、順次売り直し場を探したい。下値は、195.05を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、194.49-75ゾーンをストップに買い直し。更に割れても193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.04まで反発。上値は104.04が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、104.95をストップに売り直しとなる。下値は、102.81の維持では売りは利食いで、買いは102.61割れをストップに買い下がり。割れても101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、95.40を高値に91.19まで下落後95.13まで再反発。上値は、95.13-16を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは95.10をストップに売り上がりとなる。下値は、94.15-16を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買い下がっても、ストップは93.70を割れ。割れても93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。