昨晩は、弱い米経済指標を背景に、ドルが全面安となった。ただ、インフレ指標に関しては、それほど弱いとも言えず、引き続き追いかけてドルを売るのは避けたい。
経済指標としては、日本の第1四半期GDP・1次速報値と3月鉱工業生産・設備稼働率、豪4月雇用統計、米国では、4月住宅着工・建設許可件数、5月フィラデルフィア連銀・製造業景気指数、4月輸入物価指数、週間新規失業保険申請件数や4月鉱工業生産・設備稼働率などが公表される。
注目としては、日本の第1四半期GDP・1次速報値は、弱い結果も影響は限られそう。豪4月雇用統計は、強弱次第。米国では、大きな指標はないが、週間新規失業保険申請件数の強弱次第で、一定の動きが出るが、これも影響は限られる見通し。
また要人発言の機会も多いが、昨日の米長期金利も、FRB要人からは、当面金利の据え置き示唆する可能性が高く、こういった面がドルを支えられるか注目しておきたい。
戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して156.74まで反発も、上値を抑える形。早期は押し目買い、ストップは152.80割れとして買い下がりとなる。また、割れても下値は、156前後の維持では、売りは利食いや買いも、ストップは155.50-69ゾーン割れ。割れても155.27をストップに買い直し。更に割れても154.55-69、152.80、151.86割れをストップに、段階的に買い下がりとなる。上値は、155円ミドル、156円を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、157円や158円越えをストップに慎重に売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0890まで再反発も、上値追いは避けたい。上値は、1.0943をストップに売場探し。超えても1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0835を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、ストップは1.0813割れ、更に割れても1.0760割れをストップに買い直し。割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2692まで反発も、上値を追いは避けたい。早期は1.2710をストップに売場探し。超えるケースからは、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.26を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、この買いのストップは1.2580割れ。割れても1,2503、1.2423-46、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、169.40まで反発。上値は、169.40をストップに売場探し。超えても171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、168円前後、167.50を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。
ポンド円は、上値を200.55で抑えられて、191.37まで下落もこれを維持する形。上値は、197.10や197.43をストップに売り狙い。超えても199.85や200.55をストップに、順次売り直し場を探したい。下値は、195.73-78を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、194.49-75ゾーンをストップに買い直し。更に割れても193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.04まで反発。ただ、上値追いは厳しく、早期は104.04をストップに、売り狙い。超えても104.95をストップに売り直しとなる。下値は、103円前後の維持では売りは利食いで、買いは102.61割れをストップに買い下がり。割れても101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、95.40を高値に91.19まで下落後94.87まで再反発。上値は、95.16をストップに売り狙い。超えても95.40をストップに売り直しとなる。下値は、94.15を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買い下がっても、ストップは93.70を割れ。割れても93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。