今日の裏読み、表読み(2024/05/10)

昨晩は、円の軟調は変わらないが、ドルに売りが優勢となった。円に関しては、当局の介入後一過性の売りが続いており、逆に利食いも出易いことは留意しておきたい。また、ドル自体は日替わりの動きの範囲であり、追いかけるのは避けたい。
 経済指標としては、NZ4月製造業PMI、日本の3月全世帯家計調査、3月国際収支と4月景気ウオッチャー調査、英国では、第1四半期と月次GDP・速報値、3月鉱工業・製造業・建設部門生産、第1四半期企業投資と3月貿易収支、ノルウェー4月消費者物価指数、トルコ3月失業率と鉱工業生産、4月11日開催分の欧州中央銀行理事会・議事録、メキシコ3月鉱工業生産、加4月雇用統計、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 注目としては、日本の3月国際収支は、強い結果が想定されているが、サプライズ的に拡大しない限り、影響は限られそう。また、英国では、昨日の英MPCで、利下げの思惑が高まっているが、第1四半期と月次GDP・速報値などが強いとポンドに買い戻しが続きそう。一方北米では加4月雇用統計や米5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は、結果の強弱次第で、若干荒れた展開も想定されることは、注意しておきたい。
 その他引き続き不安定な株価や米長期金利、週末を控えたポジション調整の動きも考慮して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して反発が続いている。ただ、上値追いも厳しく、上値は、直近半値となる156円が押さえると弱く、慎重に売り上がりを検討したい。ストップ156.08越え。超えても158円越えをストップに売り直し、超えるなら止めて、159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、155円前後の維持では、売りは利食いで、買いは154.55-69をストップに買い下がり。割れるなら153.40前後まで買い下がっても、割れるなら止めて153円まで買い直し。このストップは152.80割れ。割れても151.86をストップに、段階的に買い下がりとなる。また割れても151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探し。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0813まで再反発も、更なる展開となっていない。下値は、1.0724を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるならやめて、1.0700前後まで買い下がって、ストップは1.0674割れ。割れても1.0624-49を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、この買いのストップは1.0600割れ。割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0785-91や1.0813を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.0885、1.0943-81、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2636まで反発も、上値を抑える形。下値は、1.2423-46の維持では、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2565を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2595や1.2636を前に、上げ渋りでは利食いや売り。超えるケースからは、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して反発的。ただ、上値追いも厳しく、。上値は、168.67を前に上げ渋りでは、買いは利食いで。売りもこれをストップ。超えても171.00や171.56をストップに売り直しとなる。下値は、166.74を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、割れるなら止めて、165.64をストップに、段階を置いて買い下がり。割れても165円前後から買い下がって、このストップは164.02割れ。 更には163.02、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる
 ポンド円は、上値を200.55で抑えられて、191.37まで下落もこれを維持する形。上値は、195.75を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りはこれをストップ、超えても197.43、199.85や200.55をストップに、売り直し場を探したい。下値は、193.84-05を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、193円割れをストップに買い下がり。更に割れても191.37、190.83-10、190.00-30、188.58をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、102.96まで再反発。ただ、上値追いは厳しく、早期は103.19をストップに売場探し。超えても104.94をストップに売り直しとなる。下値は、101.83を前に下げ渋りでは、売りが利食いで、買ってもストップは101.59割れ。割れるなら止めて、再度100.46、99.75-94、99.37-42、97.78割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、95.40を高値に91.19まで下落後93.73まで再反発も、上値追いは避けたい。上値は、93.73-87をストップに売場探し。超えても95.16や95.40をストップに売り直しとなる。下値は、93.15を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。