昨晩はFOMCの結果や財務省の円買い介入もあって、ドル売りが優勢となった。ただ、ドル・ストレートでは、引き続き日替わり的な展開。財務省の介入時は絶好の円売り場となることで、追いかけるは避けたい。
もし、神田財務官が「やる場合は24時間365日いつでも」と話しおり、財務省が再介入すれば話は別だが、IMFのルールでは、介入は3営業日以内と規定されており、本日早朝の介入がぎりぎりのタイミングとなる。今後の再介入の可能性は低いのかもしれないが、油断しない方が良いだろう。
経済指標としては、NZ3月住宅建設許可件数、3月18日-19日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、豪3月貿易収支と住宅建設許可・民間住宅着工許可件数、日4月消費者態度指数、スイス4月消費者物価指数、3月実質小売売上高と4月製造業PMI、ユーロ圏各国の4月製造業PMI・改定値、加3月貿易収支、米国では、3月貿易収支、第1四半期非農業部門労働生産性・単位労働コストの速報値、週間新規失業保険申請件数、3月耐久財受注・改定値と製造業新規受注などが発表される。
注目は、、ユーロ圏各国の4月製造業PMI・改定値は強弱次第も、改定値であり影響は限られそう。引き続き米国では、週末の雇用統計を控えて、第1四半期非農業部門労働生産性・単位労働コストや週間新規失業保険申請件数が焦点となる。ただ、昨晩のADPが強かったことで、一定の織り込みとなる。サプライズは弱い結果となりそうだ。
その他不安定な株価やFOMC後の米長期金利の動向も注意を払って対応したい。
戦略としては、ドル円は、160.17の高値から調整を154.54で維持して、その後の戻りを157.99で限定し、下値を153.04まで広げるもこれを維持する形。上値は、157円や158円を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先。売りも超えるなら止めて、159.58や160.17をストップに売り直しとなる。下値は、154.16-18を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは、割れるなら止めるか、153.04をストップに買い下がりl。また介入がない前提なら152.59、151.58、150.80、150.26、149.94をストップに順次買い直し場を探したい。
ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大も、現状はこれを維持する形。下値は、1.0624-49を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、買いのストップは1.06000割れ。割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0733-57を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0885、1.0943-81、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300まで拡大もこれを維持する形。上値は、1.2570を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りもこれをストップ。超えるケースからは、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2423-67を前に下げ渋りでは売りは利食い買い狙い。買っても割れるなら止めて、1.2300-32をストップに買い場探し。割れての1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇も、更なる展開とならず、上値は、168.66を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りもこれをストップに売り場探し。超えても171.00や171.56をストップに売り直しとなる。下値は165.20を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、164.40-63、163.02、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンド円は、下値を187.97で維持して、200.55まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は199.85や200.55を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売り狙い。下値は、193.61-63を前に下げ渋りでは、売りは利食い、買いは192.42割れをストップに買い場探し。割れても190.83-10。190.00-30、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、102.75-19を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても104.94をストップに売場探しとなる。下値は、100.65を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは99.75-94割れをストップ。割れても99.37-42、97.78、97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、95.40まで上値を拡大。上値は、93.32を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて93.87、95.16や95.40をストップに売り直しとなる。下値は、90.82を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、89.77-96、89.26割れをストップに買い直し場を探す形となる。