昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ、大きな動きとは言えず、来週のFOMCを控えて、週末もあってポジション調整の動きには留意しておきたい。
経済指標としては、中2月住宅価格指数、日1月第三次産業活動指数、独1月卸売物価指数、仏2月消費者物価指数・改定値、カナダえは、2月住宅着工件数、1月卸売売上高と1月対内外証券投資額、米国では、3月NY連銀製造業景気指数、2月輸入・輸出物価指数、2月鉱工業・製造業生産と設備稼働率、3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
注目としては、米3月NY連銀製造業景気指数やミシガン大学消費者信頼感指数・速報値となるが、インフレ指数が堅調の中、景況感指数では、弱い結果が見えるとドルの巻き戻しもありそうだ。
また、中国人民銀行が、中期貸出制度の1年物金利を公表するが、現状中国は利下げモードに入っており、引き下げは中国株に好影響も、為替市場の反応は限定されそう。株価面では、NY市場が、メジャーSQを迎える。株価の荒れた動きには注意。一方週末はロシア大統領選だが、これが為替市場に影響を与える可能性は低い。
戦略としては、ドル円は、150.89まで反発後のじり高から、146.49まで調整もこれを維持する形。上値は、149.10-35をストップに売場探し。超えても150.23-57、150.85-89をストップに売り狙い。下値は、147.60-80が維持されると売りは利食いで、買いは147.43割れをストップ、割れても146.49をストップに買い直しとなるが、割れるなら止めて、日足の雲を睨んで、145.90、145.59や144.80割れをストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持して1.0981まで再反発も更なる展開とならず、上値は1.0964や1.0981を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは1.0996-98をストップに検討される。超えても1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。下値は、1.0868前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、1.0840、1.0790-97、1.0762や1.0732割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2823や1.2895を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売り狙い。超えるなら止めて、1.2996越えをストップに、売り直しとなる。下値は、1.2731を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは1.2720-40まで買い下がって、1.2672-90をストップ、割れるなら止めて1.2579-97、1.2518-36、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 上値を163.72で抑えられて、下落が160.22まで拡大もこれを維持する形。下値は、160.88を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い下がり、割れるケースでは、160.22をストップ、割れても160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れとなる。上値は、161.95や162.18を前に上げ渋りでは利食いやこれをストップに売場探し。超えても162円ミドルから163円まで売り上がって、ストップは163.52や163.72越え。超えても164.30をストッに売場探し。
ポンド円は、上値を191.33で抑えられて、下落が187.97まで拡大もこれを維持する形。下値は187.86-97を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いはこれをストップ、割れても186.85割れをストップに買い直し。上値は、189.55や189.73を前に、上げ渋りでは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても190円前後から売り上がって、190.70越えをストップ、更には191.20-33、191.50や192円越えをストップに売場探し。
豪ドル円は、上値を99.06で抑えられて、96.90まで下落もこれを維持する形。下値は、97.25を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いも割れるなら止めて、96.90をストップ、更には96円割れをストップに買い下がりとなるが、割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、97.97や98.16-22を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、98.56-63をストップ、更に。超えても99.06、99.50や100円越えをストップ、更には101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。
NZD円は、下値を88.64で維持して93.46でまで上値を拡大後、90.45まで再下落。下値は、90.45-54を前に下げ渋りでは、売りは利食い、買いもこれをストップ、割れても90円まで買い下がって、このストップは89.77割れとなる。割れても89.26をストップに買い直しとなる。上値は、91.22や91.45-67を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは91.83をストップ、超えても92.95-15をストップに売り狙い。更には93.36、94.03をストップに売り直しとなる。