昨晩も揉み合い気味の展開。ただ、本日は月末であり、東京仲値やロンドン・フィキシングでの一定のフローが、相場のかく乱要因となる可能性は注意しておきたい。
経済指標としては、日本では、1月小売業・百貨店・スーパー販売額、1月鉱工業生産・速報値、1月新設住宅着工戸数と建設工事受注額、NZ2月ANZ企業信頼感、豪1月小売売上高、第4四半期民間設備投資と1月住宅ローン・民間部門貸付、仏2月消費者物価指数・速報値、第4四半期GDP・改定値、1月卸売物価指数と消費支出、スイス2月KOF景気先行指数と第4四半期GDP、独1月小売売上高、2月失業者数・失業率と2月消費者物価指数・速報値、スウェーデン・トルコ・ポーランド・インドの第4四半期GDP、英1月消費者信用残高、1月住宅ローン貸付額・承認件数、南ア1月卸売物価指数、メキシコ1月失業率、加月次・第4四半期GDP、米国では、1月個人所得・消費支出、週間新規失業保険申請件数、2月ダラス連銀・PCE価格指数、2月シカゴ購買部協会景気指数、1月住宅販売保留指数と2月カンザスシティー連銀・総合指数、NZ1月住宅建設許可件数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、各国のGDPなどの結果が相場が一定の動きを示すか注意となるが、米国では、1月個人所得・消費支出や週間新規失業保険申請件数が焦点。底堅い米経済を示すか注目される。ただ、総じて米長期金利は高止まりしており、様子見ムードも続きそうだ。
また、米国のつなぎ予算に関して、一部が3月1日、残りが3月8日に失効する。それぞれの期限までに年度予算か新たなつなぎ予算を成立させなければ、政府機関の一部が閉鎖されるが、もし株価などに悪影響が出てくるとリスクオフの動きにつながり易いことは、留意っしておきたい。
戦略としては、ドル円は、150.89まで反発後も下値を149.48が支え、上値再トライの状況。151円のサイコロジカルが上値を抑えるか焦点となるが、慎重に151.50や151.95越えをストップに売場を探したい。ただ、下値は既に150.02-08が維持されるとショートは買い戻し優先。買いはできれば149.48をストップとして、押し目買いで臨みたい。また割れるケースでは、148.93割れをストップとして買い直し。更には割れても148円ミドルから買い下がって、このストップは147.93割れまたは、147.63割れ。更に割れてもストップを深めの145.90において、値幅を取って買い下がる形を想定したい。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持される形。上値は、1.0866-98が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても1.0933、1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。下値は、1.0790-97が維持されると売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、ストップを1.0762、1.0732割れとして買い直し。更に割れても1.0695、1.0656、1.0613、1.0448割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も現状は維持される形。上値は、1.2700-10が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えて、順張りも検討されるが、1.2773-86では利食いで、売りはこの位置や1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2579-21を前に下げ渋りでの利食いや買い下がり。割れるなら止めて1.2518-36をストップに買い直し。更に割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 163.72まで上値を拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は163.72が押さえると買いは利食いで、売りは164.30をストップに売場探し。下値は、162.57-76を前に下げ渋りでは売りは利食い、買っても割れるなら止めて161.95、161.48をストップとして買い直し、割れても160.91、160.38をストップ、更には160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れとなる。
ポンド円は、191.33まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は、191.33が押さえると買いは利食いで、売りは191.50や192円越えをストップに売場探し。下値は、190.27が維持されると売りは利食いで、買いは189.86割れをストップ、割れても188.73-91、187.86-90割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を99.06まで拡大も、更なる展開とならず、上値は99.06を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、99.50や100円越えをストップ、更には101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、97.07-32を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、96.40-80ゾーンまで買い下がって、ストップは96.20割れ。割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、下値を88.64で維持して93.46でまで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、93.36や94.03を前に上げ渋りでは買いは利食いや、これをストップに売り狙い。下値は、91.26や91円を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、90円ミドルから90円まで買い下がって、このストップは89.77割れとなる。