今日の裏読み、表読み(2024/02/16)

昨日は直近のドル買いに巻き戻しの動き。引き続きドル・ストレートは、日替わり的な展開が続いていることは、念頭に入れて対応したい。
 経済指標としては、日本の12月第三次産業活動指数、英1月小売売上高と卸売物価指数、スイス第4四半期鉱工業生産、仏1月消費者物価指数・改定値、加12月卸売売上高と対内外証券投資額、米国では、1月卸売物価指数、 1月住宅着工・建設許可件数、2月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 注目としては、英1月小売売上高と卸売物価指数は、結果の強弱次第。米国の1月卸売物価指数は、既にCPIが強かったことから、逆に弱い結果の方がサプライズとなる。また、2月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値の強弱次第だが、ただ、インフレ見通しなどに落ち着きが見えれば、CPI後の相場に巻き戻しも出易い。
 要人発言としては、全米企業エコノミスト協会の年次経済政策会議からFRB要人の発言が続いているが、総じて早期の利下げに否定的な見解は続きそうだが、織り込みの範囲となる。その他月曜日は、ワシントンの生誕日でNY市場が休場となることで、特に上昇を強める株価面では、ロング・ウィークエンドを控えたポジション調整が出易いことは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、150.89まで反発も現状は上値を抑える展開。上値は、150.75-89が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても151円や151.50越えをストップに、慎重に売り場探し。下値は、149.57が維持されると、売りは利食いで、買いも割れるなら止めて、ストップを148.93割れとして買い直し。割れても148円ミドルから買い下がって、このストップは147.93割れまたは、147.63割れ。更に割れてもストップを深めの145.90において、値幅を取って買い下がる形を想定したい。
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持される形。。上値は、1.0758-95が押さえると買いは利食いや売り狙い。ストップは1.0806-18越え。超えても1.0898、1.0933、1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。下値は、1.0720-40が維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは1.0695割れ。割れても1.0656、1.0613、1.0448割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。 
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も現状は維持される形。下値は、1.2518-36を前に下げ渋りでは利食いで、買いもこれをストップに。割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。上値は、1.2611が押さえると買いは利食いや売り狙いも、超えるなら止めて、1.2686をストップに売り狙い。超えても1.2773-86、1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86で上値が押さえられて、下落が158.08まで拡大もこれを維持して、161.65まで再反発。上値は、161.65または、161.72-86が押さえると買いは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても162.25越えをストップに売直しとなる。下値は、160.75-91が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて、160.38をストップに買い狙い。割れても160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れ、割れても158.08、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となる。
 ポンド円は、190.08まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値はこれが押さえると、利食いや売り狙い。超えても190.50や191円越えをストップに売場探し。下値は、187.86を前に下げ渋りで利食い、買いもこれをストップ。割れても187.35-74ゾーン、187円と買い下がって、ストップは186.85割れ。更に割れても186円ミドルの維持では買っても、ストップは186.17割れとなる。
 豪ドル円は、反発が97.86まで再拡大も、上値追いは厳しく、97.89-98.11ゾーンが押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても98.55-59をストップに売り直しとなる。下値は、97.07-32が維持されると売りは利食いも、買いは割れるなら止めて、再度96.40-80ゾーンで買い下がって、ストップは96.20割れ。割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して91.87までまで上値を拡大も更なる展開とならず、上値はこの91.87を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても92.40や94.03をストップに売り直しとなる。下値は、91.00-27が維持されると利食いも、割れるなら90円ミドルから90円まで買い下がって、このストップは89.77割れ、割れても89.26、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。