今日の裏読み、表読み(2024/02/14)

昨晩は、米CPIがサプライズとなったことで、ドルが全面高となった。ただ、既に一定の織り込みも入っており、巻き戻しの動きもありそうだ。
 経済指標としては、英1月消費者・小売物価指数、ノルウェー・ハンガリー・ポーランドの第4四半期GDP、ユーロ圏第4四半期GDPと12月鉱工業生産などが発表される。
 注目としては、英1月消費者・小売物価指数とユーロ圏第4四半期GDPとなる。強弱次第も、強い結果が見えた場合は、一定の買い戻しの可能性に注目したい。
 その他全米企業エコノミスト協会の年次経済政策会議が開催されており、CPIの結果を受けたFRB要人の発言も注目される。インフレに警戒感を示すなら、米長期金利やドル相場を支えそうだ。

 戦略としては、ドル円は、150.58まで再反発後は高値圏で小動き。引き続き上値追いは避けたい。上値は、151円や151.50越えをストップに、慎重に売り場探し。下値は、150.30や150円の維持では、売りは利食いも、割れるなら149.58-70ゾーンから買い下がりで、このストップは148.93割れ。割れても148円ミドルから買い直しで、このストップは147.93割れまたは、147.63割れ。更に割れてもストップを深めの145.90において、値幅を取って買い下がる形を想定したい。
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0701まで広げる形。ただ、突っ込み売りは出来ず、1.0656をストップに買い場探し。割れても1.0613や1.0448割れをバックに、順次慎重に買い場探し。上値は、1.0760前後が押さえると買いは利食いで、売りは1.0806-18越えをストップに売り上がり。超えるなら止めて、1.0898をストップ、更に超えても1.0933、1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も現状は維持される形。下値は、1.2572が維持されると売りは利食いも、割れるなら1.2536や1.2518を前に下げ渋りでは利食いで、買いもこれをストップに。割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。上値は、1.2686を前に上げ渋りでは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.2773-86、1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86で上値が押さえられて、下落が158.08まで拡大もこれを維持して、161.63まで再反発。上値は、161.63または、161.72-86越えをストップに売場探し。超えても162.25越えをストップに売直しとなる。下値は、160.38を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いもストップは160.38割れ。割れても160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れ、割れても158.08、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となる。
 ポンド円は、190.08まで上値を拡大。上値追いは厳しい。上値はこれが押さえると、これをストップまたは、190.50や191円越えをストップに売場探し。下値は、188.87が維持されると売りは利食いで、買いもこれをストップ、割れても187.86割れをストップに、更に187.35-74ゾーン、187円と買い下がって、ストップは186.85割れ。割れても186円ミドルの維持では買っても、ストップは186.17割れとなる。
 豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。上値は、97.71、97.89-98.11ゾーン、98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、97.14が維持されると利食いも、買いは96.40-80ゾーンで買い下がって、ストップは96.20割れ。割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して91.87までまで上値を拡大も更なる展開とならず、上値はこの91.87を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。下値は、91円が維持されると利食いも、割れるなら90円ミドルから90円まで買い下がって、このストップは89.77割れ、割れても89.26、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。