今日の裏読み、表読み(2024/02/08)

昨晩は、手掛かり難から揉み合い気味の展開。本日も大きな材料はなく、米長期金利を睨みながら、神経質な展開を想定したい。
 経済指標としては、 日本の12月国際収支 と1月景気ウオッチャー調査、英1月RICS住宅価格指数、中国の1月消費者・生産者物価指数、メキシコ1月消費者・生産者物価指数、米国では、週間新規失業保険申請件数と12月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
 注目としては、日本の12月国際収支などは改善が見えるか、中国の物価指数は、引き続き弱い結果となるだろうが、総じて反応は限られそう。米国では、週間新規失業保険申請件数が焦点となるが、良好な雇用環境の中、前週の悪化傾向が続くと、一時的なドル売りも視野に入れておきたい。
 本日も要人発言の機会が多いが、総じて織り込みの範囲に留まるなら影響は少ない。またトランプ氏の大統領選出馬資格巡る裁判だが、6日にワシントン連邦高裁が「免責特権は適用されないという判断」を下している。控訴するだろうが、一方でネバダ州党員集会でも、圧倒的な勝利となっている。今後もこの裁判の行方は大きな注目となるも、直接的に為替相場に影響を与えることはなさそうだ。

 戦略としては、ドル円は、148.89まで再反発も更なる展開となっていない。上値はこの148.89を前に、上げ渋りでは利食い&売り狙い。超えるなら止めても、149.67-75、150.00や150.78越えをストップに、順次売り直し場を探したい。下値は、147.63を前に、下げ渋りでは利食いや買い狙い。割れてもストップを深めの145.90において、値幅を取って買い下がる形を想定したい。またもし145.90を割れても145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食って置くのが無難となりそうだ。
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0723まで拡大も、更なる展開とならず。押し目では、1.0656割れをストップに買い狙い。割れても1.0613、1.0448割れをバックに慎重に買い場探し。上値は、1.0784-98ゾーンが押さえると買いは利食いで、売りは1.0818越えをストップに売り上がり、超えるなら止めて、1.0898をストップに、値幅を取って売り上がり、更に超えても1.0933、1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大も現状は維持される形。下値は、1.2536や1.2518をストップに買い場探し。割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに買い場探しとなる。上値は、1.2642-73ゾーンが押さえると利食い優先で、この位置からの売りは、1.2773-86越えをストップ。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86で上値が押さえられて、下落が158.08まで拡大もこれを維持する形。押し目では158.90割れをストップに、売りは利食い優先から、これをストップに買い場探し。割れても158.08をストップ、更には157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となる。上値は、160.28-34を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら売りは止めて、160.93-17をストップ、更には161.72-86の売りは162.25越えをストップに売場探しとなる。
 ポンド円も、188.94まで上値を押さえられて、185.23まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、186.18を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは186.18割れをストップに買い場探し。割れても185.23割れをストップ、更に184.95、184.38、182.75割れを、順次ストップに買い直しを検討したい。上値は、187.74を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、188.56、188.91-94越えなどをストップに売場探しとなる。 
 豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。下値は、96.20が維持されると売りは利食いや買狙い。割れても95.48-50を前に下げ渋りでは、利食いや買い狙いで、割れるなら止めて、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、96.93-95を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。越えいるなら止めて、97.39-70を前に利食いや売り狙い。超えて97.89-98.11ゾーン、98.55-59をストップに順次売り場探し。
 NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。下値は、89.77を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、89.26をストップに買い直しとなるが、この位置も割れると88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。上値は90.72-99を前に上げ渋りでは利食いで、売りもこれをストップ、超えても91.08や91.52をストップに順次売り場探しとなる。