昨晩も動きはあっても、揉み合い気味の展開に留まったが、本日は注目のFOMCの結果が発表されることで、一定の動きが見えるか注目したい。
今夜のFOMCでは、政策金利は据え置きが想定されており、この点は織り込みも範囲。市場の注目は、いつからFOMCが利下げモードに入るかだが、現状想定されている3月からは、直近の米経済指標をみる限り、行き過ぎ感は否めない。市場が想定するようなハト派の内容とならないなら、ドルに一定の巻き戻しが出るか注目したい。
経済指標としては、日本の1月22-23日開催分の日銀金融政策決定会合における「主な意見」公表、12月小売業・百貨店・スーパー販売額、12月鉱工業生産・速報値、1月消費者態度指数と12月新設住宅着工戸数、NZ1月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪第4四半期と12月消費者物価指数、12月住宅ローン・民間部門貸付、中国の1月国家統計局の製造業と非製造業PMI、独12月輸入物価指数と小売売上高、独1月失業者数・失業率、1月消費者物価指数・速報値、英1月ネーションワイド住宅価格、スイス12月実質小売売上高、仏1月消費者・卸売売物価指数・速報値、加11月月次GDP、米国では、MBA住宅ローン申請指数、1月ADP全米雇用報告、第4四半期雇用コスト指数と1月シカゴ購買部協会景気指数などが発表される。
注目としては、豪第4四半期と月次消費者物価指数、中国の1月国家統計局の製造業と非製造業PMI、独仏1月消費者物価指数・速報値、加11月月次GDP、米国では、1月ADP全米雇用報告が焦点となる。
豪独仏のCPIや加GDPに関しては、強弱次第。中国PMIは弱い結果リスク、米国では、週末の米雇用統計を控えて、ADP全米雇用報告の結果が、思惑につながるかが注意となる。
戦略としては、ドル円は、上値は、147.93-34を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りは148.70-80ゾーン越えがストップとなるが、超えても再度149.67-75、150.00や150.78越えをストップに売り直し場を探したい。一方下値は、147.03-10が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度146.66をストップに買い直し、更に割れて146.28、145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食って置くのが無難となりそうだ。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0796まで拡大。押し目は買っても、1.0796を割れるなら止めて、再度1.0723、1.0656割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0858が押さえると利食いで、売りは1.0933をストップに売場探し。超えても1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2597まで拡大も、現状はこれが下値を守る形。下値は、1.2638-40を前に、下げ止まりでは利食いや買い下がりも、割れるなら止めて、再度1.2597をストップに買い直し。更には1.2500割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.2759-75を前に上げ渋りでは利食いで、売ってもストップは1.2786越え。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、140.93-17を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。超えるなら止めて、161.72-86を前に、上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは162.25越えをストップ。下値は、159.22が維持されると、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度158.54、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円も、188.94まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、188.56を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りのストップは188.91-94越え。下値は、186.51が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、185.81-88、184.95。184.38、182.75割れをストップの順次買い直しを検討したい。
豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。上値は、97.89-98.11ゾーンを前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、96.90を前に下げ渋りでは利食いや買い狙い。買いは割れるなら止めて、再度96.59-65を前に、下げ渋りでは利食いや買い直し、更には96.15、95.85、95.48、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。上値は90.81-99を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても91.08や91.52をストップに順次売り場探し。下値は、90.02-08を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら89.69-75を前に利食いで、買い下がり、更にはストップを89.00、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。