昨晩は、上下に動くも大きな材料に薄く、米長期金利を睨みながらもみ合い気味の展開が続いている。来週のFOMCを控えて、大きく動きづらい展開が続きそうだ。
金融政策としては、ノルゲバンク、トルコ中銀、南アフリカ準備銀行、欧州中央銀行が政策金利を公表する。
トルコ中銀を除いて、据え置きが想定されており、これは織り込みの範囲。トルコ中銀は、0.25%の利上げが想定されているが、利上げは相場を支えないことは、留意しておきたい。また、ECBは声明やラガルドECB総裁の記者会見が焦点となるが、早期の利上げ想定される中、慎重なスタンスが維持されるとショート・カバーも出易い。
経済指標としては、仏12月製造業景況感指数と1月企業景況感指数、独1月ifo企業景況感指数、南ア12月卸売物価指数、英12月CBI小売売上高調査、米国では、12月建設許可件数・改定値、12月卸売・小売在庫、第4四半期GDPと個人消費・速報値、12月耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、12月シカゴ地区連銀全米活動指数、12月新築住宅販売件数、1月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、独1月ifo企業景況感指数は、同研究所が、2024年の経済成長予測を再び下方修正しており、yを会い結果リスク、米国では、第4四半期GDPと個人消費・速報値と週間新規失業保険申請件数に注目が集まるが、総じて良好な結果がドルを支えるか注目となる。
戦略としては、ドル円は、日銀の結果も一時円買いが出たことは、相場つきに変化が見えていることは、留意しておきたい。 上値は、直近高値の148.70-80が押さえると売り狙い。超えるなら止めて、149.67-75、150.00や150.78越えをストップに売り直し場を探したい。一方下値は、146.65を前に下げ止まりでは、利食いや買い狙い。割れるなら止めて、146.28、145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目では買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食いながらの対応となる。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0822まで拡大。上値は、1.0933を前に、上げ渋りでは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.0822を前に下げ止まりでは、売りは利食いで、買い下がっても、1.0822を割れるなら止めて、再度1.0767-73割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2597まで拡大も、現状はこれが下値を守る形。下値は、1.2638-50を前に、下げ止まりでは利食いや買い下がりも、割れるなら止めて、再度1.2597をストップに買い直し。更には1.2500割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.2775を前に上げ渋りでは利食いで、売ってもストップは1.2786越え。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86まで上値を拡大。上値は161.72-86を前に、上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは162.25越えをストップ。下値は、159.98を前に下げ渋りでは、利食い優先。買っても割れるなら止めて、再度159.24-32、158.54、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円も、188.94まで上値を拡大。上値は、188.91-94が押さえると利食い、またこれをストップに売場探し。下値は、187.13が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは、186.86-187.13ゾーン割れ。更に割れても185.81-88、184.95。184.38、182.75割れをストップの順次買い直しを検討したい。
豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。上値は、97.89-98.11ゾーンを前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、96.92が維持されると利食いも、割れるなら96.59-65を前に、下げ渋りでは利食いや買い直し、更には96.15、95.85、95.48、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。上値は90.81-99を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても91.08や91.52をストップに順次売り場探し。下値は、89.69-75を前に下げ渋りでは利食いで、買いも割れるなら止めて、再度ストップを89.00、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。