今日の裏読み、表読み(2024/01/11)

昨晩は、ドルの売り戻しが優勢となった。米長期金利は上昇気味となっていたが、影響は限られている。引き続き日替わり的な展開が続いていることは、留意しておきたい。
 経済指標としては、豪11月貿易収支、日本の11月景気先行指数・速報値と日銀地域経済報告公表、米国では、12月消費者物価指数と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
 最大の注目は、米12月消費者物価指数と週間新規失業保険申請件数となるが、特にCPIは強い結果がリスク、ただ、週間新規失業保険申請件数は、直近良好な結果が続いているだけに、予想より悪い結果が出るリスクは残るが、若干に留まりそうだ。その場合、米長期金利の上昇がドルを支えるか注目したい。
 その他、良好が続く株価指数だが、米金利の上昇が相場圧迫するリスクは注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、140.25を維持して、145.97まで反発後、下値を143.42で支えて再び高値に迫る状況。直近レンジのブレイクが、実現するか注目となる。上値は145.85-97が押さえると弱いが、超えると動きもありそう。ただ、上値は146.59をストップ、超えても147.50や148.52-84をストップに順次売り場を探したい。売りの場合は、下げが甘ければ買い戻しながらの対応が安全そうだ。一方下値は、143.65や143.42をストップとして、押し目では買い場探し。割れても142.85、141.86、141.29、140.78、140.25割れをストップに、順次買い場を探しながら、反発ではしっかりと利食いながらの対応となる。 
 ユーロドルは、1.1139までまで反発も、上値を抑えられて調整が1.0877を維持する形。押し目は、1.0910をストップに買い場探し。割れるなら止めて、1.0877をストップに買い直し。割れても1.0864、1.0767-73割れをストップに順次買い場探しとなる。 上値は、1.0979-98が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.1000-50での売り狙いで、1.1085越えをストップ、更に超えても1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2610まで再拡大もこれを維持する形。下値は1.2674-86をストップに買い場探し。割れるなら止めて、再度1.2610、1.2500割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2768-76ゾーンが押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.2828越えをストップに売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 159.95まで再反発も、更に上値追いも厳しい。早期は売り場探しだが、まずは160.60をストップに売り上がり、超えても161.77-162.25越えをストップに売り直しとなる。下値は、まずは159円前後のまでは買い下がる形。割れるなら止めて、再度157.73割れをストップ、更には157.20、156.64、156.07や155.07をストップに、順次買い下がってみる形となる。 
 ポンド円は、反発が185.75まで反発も、上値追いは避けたい。上値は186.20や186.50をストップに売場探し。下値は184.30-185.00ゾーンの維持では利食いや買い狙い。このストップは183.79割れ、割れても182.75割れをストップ、この場合倍返しも検討されるが、ターゲットは、182.00-38の維持では利食いで、この位置の買いは181.68割れをストップ、割れても181円割れをストップ、更には180円ミドル、180円前後、179.00-50と買い下がりで、このストップは、178.74割れとなる
 豪ドル円は、反発が97.69まで拡大も、上値追いは避けたい。上値は、97.95-98.11、98.55-59をストップに順次売り場探し。下値は、97円前後の維持では利食いや買い狙い。このストップは、96.95割れで。割れても96.15をストップに買い直し。更には95.85、95.48、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、下値を88.64で維持して90.75まで上値を再拡大も、上値追いは厳しい。上値90.78-91、91.08や91.52をストップに順次売り場探し。下値は、90円前後の維持では利食いで、買い下がりも、ストップは89.69割れ。割れても、89.00、88.47-64、更には87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。