昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ、年初のフローの動きが影響した可能性があり、本日も同様となるかは不透明なことは、留意しておきたい。
金融政策としては、昨年12月12日-13日開催分のFOMC議事録が公表される。
この時、2024年のFF金利見通しが引き下げられたことで、今年3月にも利下げがスタートするとの思惑が広がっているが、少しこれは先走り気味であり、現状の米経済を見る限り、こういった早期利下げ期待は覆される可能性が高いことは注意しておきたい。
経済指標としては、トルコ12月消費者・生産者物価指数、スイス12月製造業PMI、独12月失業者数・失業率、米国では、週間MBA住宅ローン申請指数、12月ISM製造業景況指数、11月雇用動態調査などが発表される。
注目としては、米12月ISM製造業景況指数と11月雇用動態調査で、議事録の発表前だが、結果の強弱次第で、相場が一定の動きを示す可能性は留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、140.25まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、141.29や140.78割れをストップに押し目買い。割れて140ミドル前後の維持で買い狙いも、140.25を割れるならやめて、再度140円前後からは買い下がりで、ストップは139.50割れや、思い切るなら139円割れで対応したい。上値は142.22が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えて142.85越えをストップに売り直し、更に超えても143.40、144.10、更に144.96をストップに戻り売りとなる。
ユーロドルは、1.1139までまで反発も、上値を抑えられて調整が1.0935まで再拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0930-35割れをストップに買い狙い。割れて1.0889や1.0864割れをストップ、更に1.0800-30での買い直しで、このストップは1.0767-73割れとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。上値は、1.0968-73が押さえると利食いで、売りもこれをストップ。超えて1.1085越えをストップ、更に超えても1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2610まで再拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、押し目はこれをストップに買い狙い。割れて1.2535-75ゾーンを買い下がって、ストップは1.2500割れとなる。上値は、1.2649-64が押さえると利食い優先となる。超えて1.2760-76ゾーンをストップに売場探しから、更に1.2828越えをストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 反発が158.39や158.57で抑えられて、下落が155.07まで拡大。早期はこれをストップに買い狙い。割れても154.40や153.85、更に153.14を順次ストップに買い直し場を探す形。上値は、157.34が押さえると利食いで、これをストップに売り狙い。超えて156.95、158.39や158.87を前に上げ渋りでは、利食いながらこれをストップに売狙いとなる。
ポンド円は、反発が184.19でCapされて、調整が178.74まで拡大。早期はこれが維持されると買い狙い。割れるなら止めて、178.00割れをストップに買い直しとなる。上値は、180.66を前に上げ渋りでは利食い優先や売り狙い。超えるなら止めて、182.19-37をストップに売場探し。更に超えるなら183.34、184.19をストップに売り直し場を下がる形も、こういった売りのターゲットは、その直前の下値が支えると、利食いを優先しながら対応したい。
豪ドル円は、反発が97.60まで拡大も、更なる展開とならず、下値は、95.85をストップに買い狙い。割れても95.48や94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。上96.72-96.92ゾーンを前に上げ渋りでは利食いで、売りもこれをストップ、超えて97.60をストップに売り直しとなる。
NZD円は、再反発も90.44が上値を抑える形。下値は、88.64をストップに買い狙い。割れるなら止めて、ストップを88.47、も87.68-85ゾーン割れをストップに買い直しとなる。上値は89.39や89.90を前に上げ渋りでは利食いで、売っても超えるなら止めて、90.44をストップに売り直しとなる。