今日の裏読み、表読み(2023/12/21)

昨晩は揉み合い気味の展開。既にクリスマス休暇を控えており、様子見ムードが続きそうだ。
 金融政策としては、トルコ中銀が政策金利を公表する。40.0%から42.50%への利上げが想定されているが、想定の範囲に留まれば影響は限られそう。もし、予想を上回る利上げ幅となっても、トルコリラの上昇は限られそうだ。
 経済指標としては、週間対外対内証券売買契約等の状況、仏12月企業景況感指数、英11月CBI小売売上高調査、加10月小売売上高、米国では、第3四半期GDPと個人消費・確定値、週間新規失業保険申請件数、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、11月景気先行指標総合指数や12月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目としては、加10月小売売上高は強弱次第、米国では、景況感を見る上で重要な指標が続くが、総じて良好が見えても、既にFOMCで、来年の利下げが想定されており、影響は限られそうだ。

 戦略としては、ドル円は、140.97まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく、上値は144.10が押さえると弱く売り狙い。超えるなら止めて、144.96をストップに戻り売り、更には146.00越えや146.59越えをストップに売り直しが検討される。下値は143.25が維持されると利食いで、買いもこれを割れるなら止めて、再度141.43や140.97をストップに、順次買い場探しとなるが、こういった下落では、戻りが鈍ければ利食いを優先しながら対応したい。
 ユーロドルは、1.1009まで再反発も、上値を抑えられる形。上値は、1.0988や1.1009を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙いで、このストップは1.1009-17越えとなるが、超えても1.1065越えをストップに売り直し場を探したい。下値は、1.0889が維持されると利食いで、買いは1.0864割れをストップ、割れても1.0800-30での買い直しで、このストップは1.0767-73割れ。更には1.0723-42をストップに買い場探しとなる。
 ポンドドルも下値を1.2501で維持して、1.2795まで反発も、上値を押さえられ形。上値は、1.2762をストップに売り狙い。超えても1.2795や1.2818越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.2609-26の維持では利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2535-75ゾーンを買い下がって、ストップは1.2500割れとなる。ただ、こういった下落では、それ以前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 158.87まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、158.13や158.87越えをストップに売場探し。超えるなら止めて、再度159.12や159.44越えをストップに売り直しとなる。下値は、156.78を維持すると利食いも、割れるなら155.38割れをストップに、買い下がり場を探したい。また割れるケースでも、153.85-40割れをストップ、更に153.14をストップに買い直しを検討したい。
 ポンド円は、下落を178.33で維持して、184.19まで再反発も、上値を抑えられる形。上値は、183.35や184.19-33越えをストップに売場探し。超えても185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。下値は、181.27が維持されると利食いも、割れても181.82、179.83-05、178.33をストップに、利食いや買い直しとなる。
 豪ドル円は、反発が97.59まで拡大も更なる展開とならず、上値は97.41-59をストップに売り狙い。ターゲットは、96円ミドルが維持されると利食いで、この位置から買い下がって、96.43割れをストップ、割れても95.48をストップに買い直しで、更には94.57-73、93.73割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、90.44まで上値拡大も、更なる展開とならず、反発ではこれをストップに売り狙い。超えても90.91をストップに売直しとなる。下値は89.42-63が維持されると利食いや買いも、割れるなら止めて、再度89円前後から買い下がって、ストップは88.47割れ。更に割れても87.68-85ゾーン割れをストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。