昨晩はドルの売り戻しが優勢となった。ただ、引き続き日替わり的で、追いかけるのは避けておきたい。
本日の経済指標としては、英12月GFK消費者信頼感調査、中国の11月住宅価格指数、11月鉱工業生産、11月小売売上高、11月固定資産投資、11月失業率、日本の10月第三次産業活動指数、仏11月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏各国の12月製造業・サービス業PMIの速報値、英12月製造業・サービス業PMIの速報値、ユーロ圏10月貿易収支、加11月住宅着工件数、10月対内外証券投資額と10月卸売売上高、米国では、12月NY連銀製造業景気指数、11月鉱工業・製造業生産、11月設備稼働率、12月製造業・サービス業・総合PMIの速報値などが発表される。
注目としては、引き続き中国の指標は弱い結果がリスクだが、総じて影響は限られそう。各国の12月製造業・サービス業PMIの速報値は、各国の強弱差で、ドルに一定の動きが出るか焦点。米12月NY連銀製造業景気指数を始めとした米経済指標も強弱の結果次第も、FOMCで、今後の政策金利に一定の方向性が示された後であり、総じて大きな反応にはつながらない見通しとなる。
戦略としては、ドル円は、140.97まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれが維持されると買いから入る形。割れるケースでは、140円割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、142.91-28が押さえると利食い優勢で、売りもこれをストップ、超えても144円や145円方向への反発では売り狙いで、このストップは146.00越えや146.59越えとなるが、こういった上昇では、その直前の下値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
ユーロドルは、1.1009まで再反発も、上値追いも厳し。早期は1.1009-17をストップに売り狙い。下値は、1.0917-50が維持されると利食い優先。買いは1.0900まで買い下がって、ストップは1.0880や1.0864割れ。割れても1.0800-30での買い直しで、このストップは1.0767-73割れ。更には1.0723-42をストップに買い場探しとなるが、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食いを優先したい。
ポンドドルも下値を1.2501で維持して、1.2795まで反発も、上値追いは厳しい。早期はこれが押さえると売り狙い。下値は、1.2703-22が維持されると利食いで、買いはこういった位置から1.26ミドルまで買い下がって、ストップは1.2609-12割れ。割れても1.2535-75ゾーンを買い下がって、ストップは1.2500割れとなる。ただ、こういった下落では、それ以前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 157.69まで反発も上値を抑えられる形。下値は153.14-85をストップに押し目買いから、反発では157.49-69を前に上げ渋りでは、利食い優先で、売りもこれをストップ。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなる、
ポンド円は、反発も184.33が押さえる形。下値は178.33が維持されるとこれをストップに押し目買いから入って、上値は、182.00-28が押さえる利食い優先で、この位置から売り上がって、ストップは183.15越え。超えても184.33、更には185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先したい。
豪ドル円は、反発が96.15で抑えられる形。上値は95.67や96.15をストップに利食いや売り狙い。下値は94.57が維持されると利食い優先で、買っても割れるなら止めて、再度93.73割れをストップに買い直しとなる。
NZD円は、反発が89.66でCapされており、反発ではこれをストップに売り狙い。超えても90.06や90.91をストップに売場探しとなる。下値は87.68-71の戻り安値が維持されると利食いやこれをストップに買い場探しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。