昨晩はFOMCの結果を受けてドルに売り戻しが優勢となった。ただ、こういった面は一時的な修正も入り易く、追いかけてドルを売るのは避けて置きたい。
金融政策としては、スイス国立銀行、ノルゲバンク、英中央銀行、欧州中央銀行、メキシコ中銀などが政策金利を発表する。
金融政策の発表が多いが、全て政策金利は据え置きが想定されており、この点は影響は織り込みの範囲となる。ただ、FOMCが来
年の利下げを示唆してことから、各中銀の声明や要人発言から、どの中銀が最初に利下げに踏み切って来るのか、市場の大きな関心となりそうだ。
経済指標としては、日本の10月機械受注、英11月英RICS住宅価格指数、豪11月雇用統計、日本の10月鉱工業生産・設備稼働率、スイス11月生産者輸入価格、加10月製造業出荷、米国では、11月小売売上高、11月輸入・輸出物価指数、週間新規失業保険申請件数、10月企業在庫、NZ11月製造業PMIなどが発表される。
注目としては、米11月小売売上高や週間新規失業保険申請件数となるが、既に昨晩のFOMCで、一定の方向感が示されたことで、結果に対する反応は限定されそうだ。
戦略としては、ドル円は、急落も141.71を維持して反発が146.59まで拡大。ただ、直近高値の151.91から141.71の半値が、146.81となることで、これが上値を抑えるか引き続き注目したい。上値は、145円yは146円前後が押さえると買いは利食いや売り狙い。ストップは146.59越え。超えても146.81-00が押さえると売り狙い。このストップは147.50越え、更には148.51越えをストップに売場探しとなる。下値は、142.49-62が維持されると利食いで、買いもこれをストップ、更には141.71をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発が限定されると利食いを優先したい。
ユーロドルは、1.1017を上値に、1.0723まで下落も、これを維持して反発的。ただ、上値追いも厳しく、早期は1.0897が押さえると1.0913をストップに売り狙い。超えても1.1018をストップに売り直し場を探す形。下値は1.0800-30が維持されると利食いや買い狙い。このストップは1.0767-73割れで、割れても1.0723-42をストップに買い場探し。更に割れるケースでも1.0693や1.0656割れをストップに買い直しとなるが、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食いを優先したい。
ポンドドルも1.2734から1.2503まで下落もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく上値は、1.2635-52が押さえると利食いやこれをストップに売り場探し。超えても1.2724-34や1.2746をストップに売り場探しとなる。下値は、1.2535-75が維持される利食いで、この位置の買いは1.2503-15割れをストップ、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 157.69まで反発も上値を抑えられる形。反発では、157.49-69をストップに売場探し。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなる、下値は154.77-88や154.27-64の戻り安値を睨んで、この維持では利食いで、買いもこれをストップに対応となるが、こういった買いでは反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、反発も184.33が押さえる形。上値は183.15や184.33をストップに売場探し。超えても185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。下値は179.78-180.20の戻り安値圏を睨んで、これが維持されると利食いで、買いもこれをストップ。割れても178.67をストップに買い場探しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、反発が96.15で抑えられる形。上値はこれをストップに売場探し。超えて97.18をストップに売り直しとなる。下値は、94.75-80、94.16-56の戻り安値を睨んで、維持では利食いやこれをストップに買い狙い。更には94円前後の維持では買い直しも、このストップは93.73割れとなる。
NZD円は、反発が89.66でCapされており、反発ではこれをストップに売り狙い。超えても90.06や90.91をストップに売場探しとなる。下値は87.71-97の戻り安値が維持されると利食いやこれをストップに買い場探しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。。