昨晩は様子見ムードが強いなか、円の軟調な展開が続きました。7日に円が急騰後はじり安が続いているが、反発ではやれやれの売りが出易いことは、留意しておきたい。
経済指標としては、豪12月ウエストパック消費者信頼感指数、日本の11月国内企業物価指数、豪11月NAB企業景況感・企業信頼感指数、独11月卸売物価指数、英11月雇用統計、独ユーロ圏12月ZEW景況感調査、米国では、10月NFIB中小企業楽観度指数と11月消費者物価指数、NZ7-9月経常収支などが発表される。
注目は、米11月消費者物価指数となるが、FOMCを控えており、落ち着いた結果が見えるなら良いが、強い結果が示された場合サプライズとなるリスクがあることは、注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、急落も141.71を維持して反発が146.59まで拡大。ただ、直近高値の151.91から141.71の半値が、146.81となることで、これが上値を抑えるか注目したい。上値は、昨日の高値146.59から146.81が押さえると売り狙い。超えても147円まで売り場を探して、このストップは147.50越えとなる。下値は、145.70-00が維持されると利食い、145円ミドルまでは買い下がって、ストップは145.30-33割れ。割れても145円前後から144円まで慎重に買い下がり場を探して、このストップは143.75-85割れ。更に142.49をストップに、143円方向への調整での買い下がりとなるが、こういった下落では、反発が限定されると利食いを優先したい。
ユーロドルは、1.1017を上値に、1.0723まで下落も、更に突っ込み売りは出来ない。早期はこれをストップに買い狙い。割れても1.0693や1.0656割れをストップに買い直し。上値は、1.0818を前に上げ渋りでは利食い優先。売りは1.0818や1.0848をストップに売り上がり。超えても1.0895-1.0913越え、更には1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
ポンドドルも1.2734から1.2503まで売りに押されるが、突っ込み売りは避けたい。下値は、ストップを1.2503割れとして買い下がるか、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなる。上値は、1.2590、1.2613-14が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2652、1.2724-34や1.2746をストップに売り場探しとなるが、こういった反発では、押しが甘ければ、しっかりと利食いながらの対応となる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 反発も上値追いは避けたい。上値は、157.69が押さえると売り狙い。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなる、下値は、156.43が維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れても156円前後での買いで、このストップは155.84割れ、更には154.77-88や154.27-64の戻り安値を睨んで買い下がりとなる。
ポンド円は、188.67で上値を押さえられて、下落が178.67まで拡大もこれを維持する形。上値は184.33をストップに売場探し。超えても、185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。下値は182.27-34が維持されると利食いで、買いもこれをストップ。割れるケースでは、181.43をストップの買い直し。更には180.36-46、179.78-180.20の戻り安値圏を睨んで買い場探しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.55から調整が93.73までまで拡大もその後は反発的。ただ、上値追いは出来ず、96.15が押さえると売り狙い。超えても97.18をストップに売場探しとなる。下値は、95.13-39が維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れても94.75-80、94.16-56の戻り安値を睨んで押し目買い。更には94円前後の維持では買い直しも、このストップは93.73割れとなる。
NZD円は、上値を91.52で抑えられて、下落が87.71まで拡大もこれを維持して、89.66まで反発。上値はこれが押さえると売り狙い。超えても、90.06や90.91をストップに売場探しとなる。下値は89.13-23が維持されると利食いで、買っても割れるなら止めて、再度、88.86、88.24や87.71-97の戻り安値をストップに買い場探しとなる。