今日の裏読み、表読み(2023/12/11)

今週は、FOMC、英MPCやECB理事会、米国の物価指数が大きな焦点となるが、年末を控えて、相場に大きな変化が出るか注意となる。
 本日の経済指標としては、日本の10-12月期四半期法人企業景気予測調査、英11月ライトブーム住宅価格、トルコ10月経常収支と失業率、米国では10月雇用傾向指数とNY連銀の1年物インフレ期待などが発表される。
 大きな材料はなく、NY連銀の1年物インフレ期待の結果次第でドルに一定の動きが出るだろうが、総じて経済指標に対する反応は限られそう。また要人発言の機会もなく、米国の3年物や10年物国債入札と絡めて米長期金利や株価の動向を睨んだ対応に留まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、急落も141.71を維持して反発的。ただ、戻りではやれやれの売りも出易そうだ。上値は、145.22が押さえると利食いや売りも、超えるなら、146円まで売り場探し。このストップは146.23-55ゾーン越え、更には147円まで売り場を探して、このストップは147.50越えとなる。下値は、144円方向への調整での利食いや買い狙い。このストップは143.75-85割れ。割れても142.49をストップに、143円方向への調整での買い下がりとなるが、こういった下落では、反発が限定されると利食いを優先したい。
 ユーロドルは、1.1017を上値に、1.0723まで下落も、更に突っ込み売りは出来ない。早期はこれをストップに買い狙い。割れても1.0693や1.0656割れをストップに買い直し。上値は、1.0818を前に上げ渋りでは利食い優先。売りは1.0818や1.0848をストップに売り上がり。超えても1.0895-1.0913越え、更には1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
 ポンドドルも1.2734から1.2503まで売りに押されるが、突っ込み売りは避けたい。下値は、ストップを1.2503割れとして買い下がるか、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなる。上値は、1.2587、1.2613-14が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2652、1.2724-34や1.2746をストップに売り場探しとなるが、こういった反発では、押しが甘ければ、しっかりと利食いながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、153.23まで大きく下落も、これを維持する形。下値は154.77-84や154.27-64の戻り安値を睨んで買い下がりとなる。上値は、156.10-44が押さえると利食い優先や売り狙い。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。
 ポンド円は、188.67で上値を押さえれて、下落が178.67まで拡大もこれを維持する形。下値は180.36-46、179.78-180.20の戻り安値圏を睨んで買い場探し。上値は182円が押さえると利食いで、売りは182.68をストップに売場探し。超えても、185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.55から調整が93.73までまで拡大もその後は反発的。下値は、94.75-80、94.16-56の戻り安値を睨んで押し目買い。割れても94円前後の維持では買い直しも、このストップは93.73割れ。上値は、95.65が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても96.25や97.18をストップに売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 NZD円は、上値を91.52で抑えられて、下落が87.71まで拡大も、更に突っ込み売りは出来ない。下値は88.24や87.71-97割れをストップに買い場探し。上値は、89.24を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。ストップは89.24越えで、超えても90.06をストップ、更には90.91越えをストップに売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。