昨晩は、植田総裁の発言に過敏に反応して、円が急騰したが、植田総裁発言は、一転二転することが多く、実際12月の政策変更も不透明で、追いかけて円を買うのは避けた。
経済指標としては、日本の10月毎月勤労・全世帯家計調査、7-9月期四半期GDP・2次速報、10月国際収支、11月景気ウオッチャー調査、独11月消費者物価指数・改定値、加第3四半期設備稼働率、米国では、11月雇用統計と12月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
注目としては、日本の指標に対する反応は鈍いが、弱い結果が見えた場合、昨日円高が進んでいるだけに、円売りの起点となるか注目。また米国では、11月雇用統計は、ADPが弱かったことで、弱い結果を想定する向きが多そうだが、サプライズ的な強い結果がリスクミシガン大学消費者信頼感指数も予想より強いとドルの巻き戻しにつながりそうだ。
戦略としては、ドル円は、昨日は急落するも、追いかけて売る状況ではない。早期は昨晩の安値141.71をストップとして、下げ止まりを確認しながら買い場探し。特に昨日の急落でポイントが薄くなっており、143.04や142.59を睨んで買い場探し。ターゲットは、144.31-61ゾーンが押さえると利食いで、超えても144.76-78、144.96-12を前に上げ渋りでは、利食いや売り狙い。売りのストップは145.31越え。超えても147.50をストップに、145.50-00、146.23-55、147円まで売り場探しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値維持では利食いながら対応したい。
ユーロドルは、1.1017を上値に、1.0755まで下落も、突っ込み売りは出来ず、1.0755をストップに押し目買い、割れても1.0693や1.0656割れをストップに買い直し。上値は、1.0818や1.0848が押さえると利食い優先。この位置から売り上がって、ストップは、1.0895-1.0913越え、超えても1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
ポンドドルも1.2734から1.2545まで売りに押されるが、突っ込み売りは避けたい。下値は、ストップを1.2523-45割れとして買い下がるか、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなる。上値は、1.2613-14が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2652、1.2724-34や1.2746をストップに売り場探しとなるが、こういった反発では、押しが甘ければ、しっかりと利食いながらの対応となる。
一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、153.23まで大きく下落も、突っ込み売りは出来ず、154.86-89や154.27-64の戻り安値を睨んで買い下がりとなる。上値は、155.72-00、156.30が押さえると利食い優先や売り狙い。超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、188.67で上値を押さえれて、下落が178.67まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は180.36-58、179.78-180.20の戻り安値圏を睨んで買い場探し。181.78や182円が押さえると利食いで、売りは182.68をストップに売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.55から調整が93.73までまで拡大。下値は、94.32-63、94.68-71の戻り安値を睨んで押し目買い。上値は、95.18が押さえると利食いで、売りは95.47をストップ、超えても96.25や97.18をストップに売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
NZD円は、上値を91.52で抑えられて、下落が87.71まで拡大も、更に突っ込み売りは出来ない。下値は88.00-50への押し目はでは買い狙い。ストップは87.71割れ。89.24が押さえると利食い、超えても90.06をストップ、更には90.91越えをストップに売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。