今日の裏読み、表読み(2023/12/07)

昨晩は、総じて揉み合い気味の展開に留まった。特に米長期金利の低下にあまり反応していないことは、若干不透明だが、既にクリスマス休暇を控えているせいか、様子見ムードが強い展開に留まっているとは、留意しておきたい。
 経済指標としては、豪10月貿易収支、中国11月貿易収支、日10月景気先行指数・速報値、スイス11月失業率、独10月鉱工業生産、英10月ハリファックス住宅価格、仏10月国際収支、ユーロ圏第3四半期GDP・確定値、メキシコ10月消費者・生産者物価指数、加10月住宅建設許可件数、米国では、週間新規失業保険申請件数、10月卸売売上高・卸売在庫、NZ第3四半期製造業売上高などが発表される。
 注目としては、ユーロ圏第3四半期GDPは、確定値であり反応は限定されるが、直近来年のECBの利下げの思惑が高まっており、弱い結果がリスクとなる。米国では、週末の雇用統計を控えて、週間新規失業保険申請件数が焦点となるが、昨日のADPが弱かったこともあって、弱い結果での反応が大きくなることは、注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、146.22まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値は、147.50が押さえると売り狙い。超えて148.52越えをストップ、超えても149.70-75、更には149.08や149.75をストップに売り場を探す形となる。下値は、146.80-00が維持されると利食いで、買いは146円ミドルまで買い下がって、146.23をストップ、また割れるケースでは、145.91割れをストップとするか、更に145円割れをストップに買い下がりの余裕を持って対応したい。
 ユーロドルは、1.1017まで上値を拡大も更なる展開とならず、下落が1.0759まで拡大している。ただ、突っ込み売りは出来ず、1.0693割れをストップに買い下がりで、割れても1.0656割れをストップに買い直す形。上値は、1.0805や1.0848が押さえると利食い優先。この位置から売り上がって、ストップは、1.0895-1.0913越え、超えても1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
 ポンドドルも1.2734まで上値を拡大も更なる展開とならず、下値は、ストップを1.2523-47割れとして買い下がるか、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなる。上値は、1.2614が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2652、1.2724-34や1.2746をストップに売り場探しとなるが、こういった反発では、押しが甘ければ、しっかりと利食いながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、下落が158.38まで拡大も突っ込み売りは出来ず、早期は157.70をストップに、日足の雲が控える158円前後まで買い下がりとなる。上値は159.12が押さえると利食いで、売りは159.54-72越えをストップ、超えても160.15越えをストップに売場探し。サラには160.50-00を前に上げ渋りでは利食や売り場を探して、ストップは161.95越え。こういった売りの利食いは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。
 ポンド円は、188.67で上値を押さえれて、下落が184.80まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は184.47割れをストップに買い場探し。上値は、185.82-20が押さえると利食い優先で、売りもこれをストップ、超えても187.57越え、更に超えるケースでは、187.88、188.35-97ゾーンをストップに順次売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.55から調整が96.25まで拡大もこれを一旦維持する形。早期は96.04-25割れをストップに買い場探し。割れても95.61割れをストップに買い直し。上値は、97.00-18が押さえると利食い、このCapで売るか、更には97.52越えをストップ、または98.11越えをストップ、更には98.38-55をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 NZD円は、上値を91.52まで拡大も、更なる展開とならず、。早期は、90.0をストップに買い場探し。割れても89.19や88.93割れをストップに買い場を探す形。上値は、90.91が押さえると利食いや売り狙い。売りはストップを91.52越えとして、売り上がりとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。